ストロンググリップとスイングのトップでのフェースの向き
ストロンググリップで本当に飛距離は伸びるのか?からの続きになります。
世界的に有名なゴルフレッスンプロ、デビット・レットベターはストロンググリップについて、こんな風に語っています。
a stronger grip is necessary to assist in gaining distance, especially for a high handicapper who at some point in the swing has the face too open. [Reference:Get a grip on distance - proper grip is key to good strokes golfdigest april 99]
ストロンググリップは飛距離を伸ばす上でも必要でしょう。特に初心者ゴルファーなど、ゴルフスイング中にフェースがオープンになりすぎている人にとっては。
トップとフェースのポジションについて
レッドベターはさらに面白い点について指摘しています。それは、ゴルフスイングのトップでのクラブフェースのポジションについて・・・です。
それはインパクトでフェースをスクエアにするにはゴルフスイングでのトップでフェースがスクエアからややクローズになっている必要があるという点です。
ではトップでは何がスクエアで何がクローズなのか?
実はこの話題については「ゴルフスイングのトップでのクラブフェースとシャフトの向きと位置」で以前にもご紹介しましたので今回は詳しくは触れませんが、一般的にストロンググリップの場合はトップでフェースが上(空)を向きやすくなります。
トップというのはこの場合、シャフトが地面と平行であり、飛球線(ターゲットライン)とも平行のポジションと考えてください。
トップでフェースの向きが、極端な話、地面と垂直、又はやや地面に向いているような場合はオープンです。
この状態からダウンスイングをして、インパクトまでにフェースを閉じるのは非常に困難です。
何とかフェースの向きを修正できたとしても、スイングスピードが落ちますし、とてもコントロールされたゴルフスイングとは言えません。
でも、だからといって、意図的にトップの位置を修正するという方法はよほどのことがない限り僕はおすすめしたりはしません・・。
下手をすればヘッドスピードを落とすことになるからです。
じゃあ、どうすればよいかと言うと、グリップの握り方でトップの位置を変えればいいのです。
グリップの握り方を変えるだけで自分では意識しなくても、自然とトップでのフェースの向きは変わるものです。
ということは最初はグリップを変えることだけに集中すればよいのですが、バックスイング中にフェースを開いてしまう癖がある方もいらっしゃいますので、トップの位置を確認することは、時に大切なことだと思います。
また、例えば、ウィークグリップをフックグリップに変えたつもりでも、実際は正しいフックグリップになっていなかった・・・ということがよくあります。
本当に変わっているのかどうか・・・それはトップの位置を見ればわかる・・・というわけです。
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