ゴルフスイングのトップでのクラブフェースとシャフトの向きと位置
ゴルフスイングのトップの位置でのクラブフェースの向きとシャフトの向きや位置はどのような形でインパクトをむかえるか・・・ということに大きく関係しています。
逆に言うと、トップで正しい形になっていれば、インパクトでクラブフェースがスクエアに戻ってきやすく、ボールも曲がりにくいということになります。
クラブフェースの角度、向きについて
まずはスイングのトップの位置でのクラブフェースの角度についてです。
トップでのクラブフェースの向きは1)オープン、2)スクエア、3)クローズの3つがあります。オープンであれば、フェースが開いているということですから、スライスが出やすくなります。
スクエアであれば、ストレートボール、クローズであれば、フェースが閉じているという意味ですから、フックボールが出やすくなります。
まず最初に一般的に言われるスクエアというものがどんなものなのかをご紹介します。ただ、僕はこれがスクエアというのは人によって違ってくると思うんです。
人によってはフックグリップの方がストレートボールが打てる人もいますし、ウィークグリップでストレートボールを打っている人もいます。
そう考えると、何がスクエアかは人によって変わってくると思います。
ですが、それだと何も基準がわからなくなるので、一般的に言われるスクエアな位置、角度というものをまずご紹介します。
トップの位置ですが、ゴルフスイングのトップでクラブシャフトが地面と平行になった位置のことを言います。
この時、クラブシャフトはターゲットとボールを結んだターゲットラインもしくは飛球線と平行になっているのが理想です。
さて、このトップの位置でのクラブフェースの向きですが、一般的にスクエアと言われる角度は、スイングをボールの後ろ(ゴルファーの右側) から見た場合、左腕の前腕(肘から手首までの部分)とクラブフェースが平行になっていることを言います。
この角度は45度であるとか、様々なゴルフ理論がありますが、左腕の前腕と大体平行になっていれば、スクエアと思ってよいと思います。
スライス、フックが出やすいトップでのフェースの角度
上記の位置(トップ)でのクラブフェースの向きですが、スライスがでやすいのはクラブフェースが開いている時です。
トップでフェースが開いているというのは極端に言うと、クラブフェースの角度が90度、つまり、地面と垂直もしくはフェースが正面を向いていることを言います。
トップでフェースが地面と垂直だとフェースは相当開いていることになり、スライスが出やすくなります。
逆にフックが出やすいのはフェースがトップで閉じている時です。極端に言うと、トップの位置でフェースが空を向いている(真上を向いている)とフェースは相当閉じているので、インパクトでもフェースは閉じやすく、フックボールが出やすくなります。
この法則というと大げさですが、このフェースの向きと打ってしまいやすいボールの関係を利用してフックやスライスを直すこともできます。
スライサーの方はトップでクラブフェースが上を向いている意識でスイングすると、スライスを改善したり、ドローボールが打てるようになります。
一方、フックで悩んでいる方は、フェースがあまり上を向かないように意識するといいと思います。
シャフトの向きについて
さて、今度はトップでのシャフトの向きについてです。
一般的に正しい位置というか向きは、トップの位置で、シャフトがボールとターゲットを結んだターゲットラインと平行であることを言います。
シャフトが上記の位置よりも右を指している(シャフトが右を向いている)ことをシャフトがクロスしていると言います。
英語ではアクロス・ザ・ラインなどとも言いますが、このシャフトがクロスした状態だとダウンスイングでクラブを必要以上にインサイドから振りやすく、インサイド・アウトのスイングになりやすいと言われています。
そのため、フックであったり、プッシュアウトの原因になることがあります。
シャフトが左を向いていることを英語ではレイドオフと言います。このレイドオフの状態だとダウンスイングでクラブをアウトサイドから振り降ろしやすく、アウトサイド・インのスイングになりやくなります。
このトップでのシャフトの位置というのは非常に複雑な問題です。というのも原因となっているのはスイングの仕方ではなくて、構え方にあるからです。
1番の原因はグリップ。一般的には、ウィークグリップだとシャフトはトップでレイドオフ(左を向きやすく)になりやすく、フックグリップの場合はクロスしやすいです。
また、アドレスでの両肩の向き、両膝、両足の向きなども深く関係していますし、ボールの位置が原因となっていることがあります。
それらについてはページ下部の関連記事を参照いただければと思います。
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