【ゴルフスイング】肩が回らない時の対処法。もっと深く肩を回転させる方法
今回は、バックスイングの際、肩が思うように回らない・・という時の対処法ともっと深く肩を回転させる6つの方法について解説していきたいと思います。
目次
肩はどの程度回転させたらいいか?
まず最初に、肩はバックスイングでどの程度回転させたらいいか?どの程度回転できていれば十分か?
・・ということですが、肩は90度回転させることが一つの目安になります。
もし、90度回転できていれば、肩の回転は十分です。
ただし、それよりももっと浅い場合は、これからご紹介する方法を試していただければと思います。
ちなみに、今回は6つの方法をご紹介しますが、全てやっていただく必要はありません。「これは自分に合うかな」と思うものだけ試していただくといいかと思います。
ただ、どれも肩の回転を深くする上で、とても効果のあることですので、よかったら記事の最後まで見ていってください。
もっと深く肩を回転させる6つの方法
では早速、肩をより深く回転させるための6つの方法を見ていきましょう。
①胸を右に向ける意識で回転する
肩を深く回転させるためにできる1つ目のことが「胸を右に向ける意識で回転する」ということです。
バックスイングの際、肩を回す意識で回転していただいてもいいのですが、それでうまく回転できていない人は、肩を回すというよりも、胸を右に向ける意識でバックスイングをしていただくといいかと思います。
その際は胸を90度、右に向ける意識にします。
また、もう1つの考え方としては、おへそを右に向ける意識で右に回転する・・でもいいと思います。
この場合はおへそを45度程度右に向ける意識でバックスイングをしていただくと、肩を90度回転させやすくなると思います。
こんな形で、肩を意識するより、胸やおへそを意識した方が回転しやすくなるという人も多いので、是非試してみてください。
②腰を回転させる
肩を深く回転させるためにできる2つ目のことが「腰を回転させる」ということです。
ゴルフではよく、肩と腰の捻転差が大事だと言われたりします。
そのため、できるだけ腰を回転させない方がいいと考えていらっしゃる人もいるのですが、腰の回転を抑えようとすると、むしろ肩の回転が浅くなります。
椅子に座って、腰を動かせない状態で肩を回そうとしてみるとわかりますが、肩を深く回転させるのがすごく難しくなるんですね。
ですから、腰の回転を抑えようとすると、肩の回転も浅くなって、スイングはむしろ小さくなり、ヘッドスピードや飛距離も落ちます。
肩の回転が浅いという方はむしろ、腰を積極的に右に回転させる意識でスイングしてみてください。
そうすると自然と肩の回転は深くなります。
ただし、その際に1つだけ注意していただきたいことがあって、それは何かというと、右ひざが伸び切らないようにする、ということです。
右ひざを固定しようとする必要はありませんが、伸び切ってしまうのはよくありません。
これについては、【ゴルフスイングと右ひざ】右ひざが伸びる原因?動かさないで固定すべきか?にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。
③左足のかかとを上げる(ヒールアップ)
肩を深く回転させるためにできる3つ目のことが「左足のかかとを上げる(ヒールアップをする)」ということです。
ドライバーやアイアンでヒールアップをするメリット・デメリット
バックスイングの際は、左足のかかとを浮かせるヒールアップというやり方と左足のかかとを浮かせずにバックスイングをするベタ足(スイング)という2つのやり方があります。
後者のベタ足スイングにもメリットはあるのですが、肩の回転が浅い人や体重移動がうまくできない人、飛距離が思うように出ない人などにはヒールアップがおすすめです。
ヒールアップとは、バックスイングの際に左足のかかとを地面から浮かせる動作のことですが、バックスイングで左足のかかとを上げることで肩をより深く回転できるようになります。
ヒールアップのやり方ですが、バックスイングをスタートしてすぐ、もしくは、両手が右足の真上に来たあたりから、左足のかかとを上げてゆきます。
左足のかかとは上げるという意識よりも、自然と上がってくるようなイメージでいいと思います。
ただ、慣れないうちは意識して左足かかとを浮かせるような形でバックスイングしてみてもいいかも知れません。
バックスイングのトップまで来たら、今度は浮かせた左足のかかとを元の位置に戻すようにして切り返してゆきます。
ちなみに、どの程度左足かかとを浮かせるか・・ということにルールや基準のようなものはありませんが、最初は数センチから5センチ程度、左足かかとを地面から浮かせるようにしてみるといいと思います。
ヒールアップについては左足を浮かすヒールアップとベタ足はどっちがいいか?【比較します】や間違ったヒールアップ、正しいヒールアップでも詳しくご紹介していますので、よかったらそちらも参照下さい。
④クローズスタンスで構える
肩をより深く回転させるための4つ目のポイントが「クローズスタンスで構える」ということです。
クローズスタンスとは、下の図のように右足を少し後ろに引いて構えることを言いますが、このように構えることでバックスイングでより深く回転しやすくなります。
やり方は簡単で、いつも通り構えたら、次に右足を5センチから10センチほど後ろに引きます。
後はボールとの距離を調節すれば完了です。
ただ、1つだけ注意点があって、それは何かと言うと、右足を後ろに引く際、右肩も一緒に後ろに引かないようにするということです。
右肩までつられて後ろに引いてしまうと体全体が右を向くことになりますので、そうならないように注意してください。
⑤両足のつま先を開いて構える
5つ目のポイントが「両足のつま先を開いて構える」ということです。
アドレスで構える際ですが、両足のつま先は外側に向けて構えます。
基本的な考え方としては、右足のつま先を外側に開くとバックスイングが大きくなり、左足のつま先を外側に開くとフォロースルーが大きくなります。
ではどの程度開けばいいかと言うと、両足とも、大体20~30度程度外側に開くようにしてみてください。
あまり外側に開き過ぎると、今度はスイングのバランスを崩しやすくなりますので、注意してください。
⑥スタンス幅を少し狭くする
肩をより深く回転させる6つ目の方法は「スタンス幅を少し狭くする」ということです。
これは、ドライバーはスタンス幅が広い方がいいか?狭い方がいいか?でもご紹介しましたが、アマチュアを対象にしたある実験では、ドライバーのスタンス幅をいつもよりも5センチ狭くすると、ヘッドスピード、飛距離共にアップするという結果になっています。
また、スタンス幅を少し狭くしてあげると肩を回転させやすくなる効果もあります。
ただし、中には広めのスタンス幅の方が合っている人もいますので、まずは練習場などで試してみるのもいいかも知れません。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。