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ゴルフスイング編

【ゴルフスイング】ターフを取る?取らない?【結論:2つの方法があります】

写真は豪快にターフを取るタイガー・ウッズ。(Photo: Project Golf Should You Take a Divot in Golf)

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、ターフを取るべきか?それともターフは取らなくてもいいか?ということについて解説していきたいと思います。

ターフとは?ターフを取るとは?

ターフを取る?取らない?

ターフを取るとは、ショットを打つ際にボールの先の芝を削り取ることを言います。

下の図の濃い緑の部分の芝を削り取る形ですね。

ところで、ターフは取った方がいいのでしょうか?

それとも取らなくてもいいのでしょうか?

これは結論からお伝えすると、ターフを取る打ち方と、ターフを取らない打ち方の2つがあります。

プロでもターフをあまり取らない人もいます。世界ランキングのナンバーワンになったようなプロの中にもターフは殆ど取らない選手もいます。

また、ターフを取る、取らないは使うクラブによっても変わってきます。

次にクラブ別にターフを取るか、取らないか、ということについて見ていきたいと思います。

アイアン(ミドルアイアン~ウェッジ)

まずはアイアン(ミドルアイアン、ショートアイアン、ウェッジ)です。

ミドルアイアン以下のアイアンに関しては、ターフを取る打ち方とターフを取らない打ち方があります。

プロはどうしているかと言うと、ターフを取る人もいれば、ターフを取らない打ち方をする人もいます。

ただ、プロ全体を見ると、アイアンの場合は、ターフを取る打ち方をする人が多いです。

特に男子プロの場合はその傾向が強いですし、女子プロの場合もターフを取る打ち方をする人が多いです。

以下は、PGAツアーとLPGAツアーの男子プロ、女子プロのアイアンの入射角のデータになります。(平均値)

クラブ 男子プロ
(PGAツアー)
女子プロ
(LPGAツアー)
5-Iron -3.7度 -1.9度
6-Iron -4.1度 -2.3度
7-Iron -4.3度 -2.3度
8-Iron -4.5度 -3.1度
9-Iron -4.7度 -3.1度
PW -5.0度 -2.8度

出典:https://trackmangolf.com

入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言いますが、マイナスの数値はヘッドがボールの上から入ってきていることを示しています。

これを見るとわかりますが、男子プロはヘッドを上から入れている(ダウンブローで打っている)ことがわかります。

このような形で打つとターフが取れますので、男子プロはミドルアイアン以下ではターフを取る人が多いことがわかります。

女子プロも-1.9°から-3.1°程度ですから、若干ヘッドが上から入ってきている形ですが、それでもアイアンはダウンブローで打っていることがわかります。

この形で打つと、同じくターフが取れますので、女子プロも男子プロほど大きなターフではないですが、ターフを取る人が多いことがわかります。

では、アマチュアゴルファーはどうしたらいいか?

ということですが、アマチュアの場合もプロと同じようにターフを取るスイングでもいいと思います。

ただ、中にはターフを取らない打ち方の方が合っている人もいます。

この話の続き、アイアンはターフを取る打ち方(ダウンブロー)がいいか、それともボールを横から払い打つ打ち方がいいか?ということについては下記にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

アイアンはダウンブローで打つ?それとも横から払い打つ?

また、ターフを取る打ち方についてですが、ターフを取るとは、つまり、ダウンブローで打つということになります。

ダウンブローの打ち方については下記にて詳しくご紹介していますので、よかったら参考になさってください。

ダウンブローとは?ダウンブローの打ち方と3つのコツ。プロがやっている打ち方も

ロングアイアン

次にロングアイアン(3番アイアン、4番アイアン、etc.)です。

ロングアイアンの場合ですが、以下は先ほどと同じくPGAツアーとLPGAツアーの男子プロ、女子プロの入射角のデータになります。(平均値)

クラブ 男子プロ
(PGAツアー)
女子プロ
(LPGAツアー)
3-Iron -3.1度
4-Iron -3.4度 -1.7度
5-Iron -3.7度 -1.9度

出典:https://trackmangolf.com

これを見ると、男子プロはターフを取る打ち方をしているのがわかります。

女子プロの場合は、-1.7度ですから、殆ど横から払い打つような打ち方で、本当に若干ターフが取れるかどうか、という形ですね。

当サイトでは、アマチュアの方には、ロングアイアンは、女子プロの打ち方、横から払い打つ打ち方をおすすめしています。

ただ、ロングアイアンでターフを取っても問題はないです。

ただし、ロングアイアンの場合はダウンブローというよりもボールを横から払い打つ意識の方が芯で打ちやすくなると思います。

ロングアイアンの打ち方のコツ。メリット・デメリットやボールの位置、練習方法も

フェアウェイウッド、ユーティリティ

次にフェアウェイウッドとユーティリティです。

以下は同じく、PGAツアーとLPGAツアーの男子プロ、女子プロの入射角のデータになります。(平均値)

クラブ 男子プロ
(PGAツアー)
女子プロ
(LPGAツアー)
3-Wood -2.9度 -0.9度
5-Wood -3.3度 -1.8度
ユーティリティ -3.5度

出典:https://trackmangolf.com

男子プロはフェアウェイウッドもユーティリティもダウンブローで打っているのがわかります。

女子プロはフェアウェイウッドのデータしかありませんが、本当に若干のダウンブロー、殆ど真横からボールを払い打つような形です。

アマチュアゴルファーの方の場合は、フェアウェイウッドとユーティリティは女子プロのようにボールを横から払い打つ意識、ターフを取るというよりも、芝の上をシュっとほうきで掃くような意識の方が芯で打ちやすくなると思います。

ドライバー

最後にドライバーです。

ティーアップして打つドライバーは、ターフは取りません。ドライバーの場合は横から払い打つか、ややアッパーブローで打っていきます。

ドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?

ただ、ドライバーでも、ティーアップせず芝の上から打つ方法(直ドラ)もありますが、その場合はフェアウェイウッドのようにボールを横から払い打つ打ち方がおすすめです。

直ドラとは?打ち方のコツや方法、練習方法について【フェアウェイからのドライバーの打ち方】

ということで、今回はターフを取るべきか?それともターフは取らなくてもいいか?ということについて色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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