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トラブル解決編

ドライバーショット、インパクト前のヘッドの動きとプロとアマの差

プロとアマチュアでは飛距離に大きな差があります。それは勿論、トレーニングを重ねているプロとそうでないアマの差もあるかも知れません。

でも例えば、女子プロと男子のアマチュアではヘッドスピードにもそれほどの差はありません。

場合によっては男子アマチュアの方がヘッドスピードは速いわけで・・。(詳しくは、同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばせる女子プロと男子アマチュアの差を参照ください)

バックスピン量とクラブヘッドの入射角度

じゃあ差は何なんだといったときに、1つの大きな差はバックスピン量であり、それはクラブヘッドの入射角度であると思うんです。

簡単に言うとプロは横からボールを払い打つようにしてドライバーショットを打つのに対して、アマチュアはどちらかと言うと、上から振り下ろすような打ち方をします。

これはアマチュアの方の多くがスライサーだから・・・ということも大きく関係しているのだと思います。

フェースがインパクトで開くのを防ごうとした結果・・・上からボールを抑え込むような打ち方になることもあります。

ですから、ただ、横から払い打つようにしても飛距離は伸びないわけで、その過程でグリップを見直したり、手の位置・・・といったことも見直してゆく必要があるのだと思うんです。

ただ、今回は1つの目安と言いましょうか、イメージとして、インパクト前のクラブヘッドの動きにどのような差がプロとアマの間であるのか・・・ということについて簡単にご紹介させていただきたいと思います。

右足の前でのクラブヘッドの位置?

プロとアマチュアのスイングを高速カメラでとらえた写真や映像を分析するとあることに気づきます。

その1つはインパクト前のクラブヘッドの位置・・・です。特にクラブヘッドがダウンスイング(インパクト前)で右足の前(正面)に来た際・・・に面白い違いがあります。

その違いは何かと言いますと、ドライバーヘッドの位置、もっと言うと地面からどの程度の高さにあるか・・・という点です。

プロの写真を分析してみると、ドライバーヘッドの位置が右足の前ですでに低い位置にあって、その位置でボールがティーアップされていたとしたら、ドライバーのフェースの下部にはボールが当たる位・・・低いのです。

プロはかなり早い段階でドライバーの位置が低いところにある・・・ということになります。

一方、アマチュアの場合ですが、これは勿論人にもよりますので、一般的なアマチュアの場合というお話になりますが、ドライバーヘッドが右足の前に来た時、クラブヘッドはプロに比べるとかなり高い位置にあります。

もし、右足の前にティーアップされたボールがあったとしたら、そのボールを余裕で空振りする位、高い位置にあります。

これがインパクトでのクラブヘッドの入射角の違いとなり、結果的にはバックスピン量を増やす結果になるのかも知れません。

ほうきで地面を掃くように・・・

クラブヘッドの入射角をプロのようにするためにできることは、ボールを横から払い打つようにしてドライバーを打つことだと思います。

その時のイメージ、実際にやっていただいてもいいのですが、どこにでもあるほうきを使った方法があります。↓のようなほうきです。

スタンスは肩幅程度に開いて、右手にほうきを持って構えます。右手だけでスイングしますが、地面をそのほうきで掃くようにして振ります。「サァー」っと地面を掃きます。

イメージとしては、右足の内側から左足の内側までの範囲をほうきで掃くようにしてみます。

上から振り下ろしていた方には、かなり違和感のある練習かも・・・知れませんが、効果はあると思います。

ほうきで地面を掃く際は、少し欲張って、ややインサイドから入って、インパクト、その後にまたインサイドにほうきが動くように意識してみても面白いかも知れません。

実際にこの練習を練習場でやるには勇気が必要かも知れませんね・・・。(笑)

ただ、右手にほうきを持っていると思って、素振りをするだけでもいいと思うんです。

サァーっと掃く・・・そのイメージで体を動かしてみてからドライバーを打ってみるのもいいと思います。

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