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トラブル解決編

ドライバーは200ヤード飛べば十分か?【十分です。ただし、もっと飛ぶ可能性もあります】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前回、ドライバーの飛距離がこの位(180/190/200/210/220/230/240/250ヤード)だけど、これってどうですか?【ドライバーの飛距離の目安】ではドライバーの飛距離の目安についてお伝えしました。

今回は、ドライバーは200ヤード飛べば十分か?というテーマでお話ししていきたいと思います。

また、記事の後半ではヘッドスピードに見合った飛距離の目安について、また、ヘッドスピードの割に飛ばない原因についてもご紹介したいと思います。

目次

ドライバーは200ヤード飛べば十分か?

「ドライバーの飛距離は200ヤードあれば十分でしょうか?」

よく聞いていただくことの一つです。

これは結論からお伝えすると、ドライバーは200ヤード飛んでいれば十分です。ちなみに200ヤードというのはトータルの飛距離です。(キャリーにランを加えた飛距離ということ)

ドライバーで200ヤード飛べば、スコアという面では70台も十分に目指すことができます。飛距離だけで考えると200ヤードあれば、十分シングルになれます。

そういう意味でも、200ヤードは十分な飛距離だと思います。

男性アマチュアゴルファーのドライバーの飛距離の目安

ところで、これはゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン他でもご紹介しましたが、平均的な男性アマチュアゴルファーのドライバーの飛距離の目安は以下の通りにです。(参考までに女性のドライバーの飛距離も掲載します)

以下の数値はキャリーです。ランは含みません。

キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離

表の見方ですが、数値が1つの項目に3つ並んでいます。例えば男性のドライバーを見てみると、「180-200-240」(単位はヤード)となっています。

これは、「あまり飛ばない-平均的-飛ぶ」といった形になります。

数値の参考文献など詳しい解説はゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】をご覧ください。

この表を見ていただいてもわかりますが、男性の場合は200ヤード飛んでいれば十分な飛距離だと思います。

上の表の数値はキャリーですが、トータル(キャリー+ラン)で200ヤード飛んでいれば十分だと思いますし、先ほどお伝えしたようにスコアの面でも70台も出せる飛距離だと思います。

年代別のドライバーの飛距離の目安

また少し話が変わりますが、男性のドライバーの飛距離の目安を年代別に見るとこんな形になります。

以下は、年代別(20/30/40/50/60代)のドライバーの飛距離の目安でご紹介したデータになります。

データは、弾道用測定器を開発する企業、トラックマン社やGame Golf( Game Your Game Inc)などが発表しているデータを集計して、尚且つ、より日本人に合った現実的な数値にしています。

参考:トラックマン社、Game Your Game Inc、Out Of Bounds Golf

※このデータをブログ等で紹介していただく場合は、このページへのリンクをお願いいたします

年代別に見ると、こんな形になります。基本的にはどの年代でも200ヤード飛んでいれば十分だと思います。

40代以降で200ヤード飛ぶ人はむしろ飛ばし屋の部類に入るのかなと思います。

ヘッドスピードに見合った飛距離の目安

ところで、アマチュアの場合はヘッドスピードに見合った飛距離が出ないケースが実は非常に多いです。

男子アマと女子プロは実は似たようなヘッドスピードなのですが、ドライバーの飛距離では男子アマは女子プロの数十ヤード劣る、そんな調査結果もあります。

アマチュアゴルファーの場合は、自分のポテンシャルを発揮できていない方が多いんですね。

じゃあ、自分のポテンシャルってどの位なのか?ということですが、以下はヘッドスピードとそのヘッドスピードに見合った飛距離の目安になります。

参考:「GOLF CATALOG ダンロップゴルフカタログ」

左端の欄がヘッドスピードです。その隣がそのヘッドスピードに見合った飛距離の目安。一番左がそこに当てはまるゴルファーのタイプになります。

現在、ドライバーの飛距離が200ヤード出ている方の場合(キャリーで、もしくはトータルの飛距離で200ヤード出ている場合)、ヘッドスピードが38~42m/sであれば、理想的な飛距離が出ていると思います。

ただ、もし、ヘッドスピードが43m/s以上ある方であれば、200ヤード以上飛ばすことができる可能性が非常に高いです。

言い換えると、ヘッドスピードは十分あるのに、そのヘッドスピードを生かし切れていないということですね。

ヘッドスピードの割に飛ばないというケースはアマチュアゴルファーには多いです。というより、殆どのアマチュアの方はそうです。

でも何故、ヘッドスピードに見合った飛距離が出ないのかというと、その原因は多くの場合、以下のいずれかです。

①芯に当たっていない
②ヘッドの入射角度が間違っている
③バックスピン量が多すぎる
④ティーアップの高さが合っていない
⑤スライス、もしくはスライス系のショットを打っている
⑥ドライバーが合ってない

こういった点を改善していくと、飛距離が驚くほど伸びるケースが多いです。

特にアマチュアの場合は、自分のポテンシャルを出し切っている方はほぼいらっしゃらないので、まだまだ飛距離は伸びる可能性があります。

このヘッドスピードに見合った飛距離が出ない6つの点については ドライバーが飛ばない5つの原因と1つの理由とは?にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

また、同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばす女子プロとアマの差でも何故女子プロと似たようなヘッドスピードの男子アマチュアが飛距離で女子プロに負けてしまうのか?というその理由について解説していますので、よかったら参考にしてみてください。

ということで、今回はドライバーは200ヤード飛べば十分かということについて色々と見てきました。

結論としては、ドライバーは200ヤード飛んでいれば十分です。ただし、既に200ヤード飛んでいる方の場合はそれ以上飛ぶ可能性もあると思います

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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