【ゴルフ】ダフリとトップはどっちがいい?ダフリとスライス、トップとフックがセットになっている理由
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
「ダフリとトップはどちらがいいミスですか?」
そんな風に聞いていただくことが結構あります。
これは結論からお伝えすると、どちらがいいミスということではないのですが、どちらが上級者がやってしまいやすいミスで、どちらが初心者がやってしまいやすいミスか・・という傾向はあります。
今回は、そんなことも含めて、ダフリとトップはどっちがいいか?ということについて解説していきたいと思います。
ちなみに、ダフリについてはダフリの3つの原因と直し方。プロは何故、ダフることがないのか?トップについてはトップの5つの原因と直し方のまとめの中でそれぞれの原因と直し方について詳しくお伝えしていますので、よかったらそちらを参考になさってください。
目次
ダフリとトップはどっちがいいか?
さて、ダフリとトップはどっちがいいか?
ということですが、ダフリとはボールの手前の地面(芝)を打ってしまうミスショット、トップとはボールの上を打ってしまうミスショットです。
どちらもミスショットですが、冒頭でお伝えしたように、ミスが出るならどちらがいいか?という質問をよくいただきます。
これは恐らく、どちらのミスの方が良いミスか?もっと言うと、どっちのミスの方が上級者寄りのミスかということが知りたい・・ということかなと思います。
これは結論からお伝えすると、どちらがいいというわけではないんですね。
ただ、トップの方が上級者寄りのミスというか、上級者がやってしまいやすいのはトップだと言われています。
これはどういうことかと言うと、トップは普段からミスが出る時はどちらかと言うとフックボールが出ている人に多いミスで、ダフリはミスが出る時はどちらかと言うとスライスが出ている人に多いミスだからです。
そして、上級者に多いミスはフックボールで、初心者に多いミスはスライスなんですね。(その傾向が強いです)
上級者がミスをする時はフックボールが多く、フックボールが出ている人はダフリよりもトップのミスが出やすくなります。
反対に初心者がミスをする時はスライスが多く、スライスが出ている人はトップよりもダフリのミスが出やすくなります。
ですので、ダフリとトップはどちらがいいということではないのですが、上級者寄りのミスはトップということになります。
何故、フックが出ている人はトップが出やすいのか?
でも、何故、フックが出ている人はトップも出やすいのでしょうか?
これは実は、ヘッドの入射角が深く関係しています。
入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。
どういうことかと言うと、フックが出ている人の場合、ダウンスイングでのヘッドの軌道がインサイド・アウトになっていることが多いです。下の図のようなヘッドの軌道です。
入射角の話に戻りますが・・
このようにインサイド・アウトの軌道で振るとインパクトではヘッドがボールに対して水平に近い形で入ってきやすくなります。
そして、この軌道が少しでもアッパーブロー※になってしまった時に出るミスがトップなんですね。
アッパーブロー・・・ヘッドの最下点を過ぎてからボールを打つこと
そんな風にして、フックが出ている人がミスをする時はダフリよりもトップが多くなる傾向があります。
何故、スライスが出ている人はダフリが出やすいのか?
では、スライスが出ている人がダフリやすいのは何故でしょうか?
これも先ほどと同じようにヘッドの入射角が関係しているんですね。
スライスが出ている人の場合は、フックが出ている人と反対でダウンスイングでのヘッドの軌道がアウトサイド・インになっていることが多いです。下の図のような軌道です。
このようにアウトサイド・インの軌道で振るとインパクトではヘッドがボールの上から入ってきやすくなります。
この時、少しでもヘッドがボールの手前に入った時に出るミスがダフリなんですね。
ですので、スライスが出ている人はダフリも出やすいわけです。
ここまで、フックが出ている人にトップが多い理由、スライスが出ている人にダフリが多い理由について簡単に見てきましたが、こんな風にして、フックとトップ、スライスとダフリはセットになっていることが多いです。
ダフリについてはダフリの3つの原因と直し方。プロは何故、ダフることがないのか?トップについてはトップの5つの原因と直し方のまとめの中でそれぞれの原因と直し方について詳しくお伝えしていますので、よかったらそちらをのぞいてみてください。
ということで、今回はダフリとトップはどっちがいいかということについて色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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