トラブル解決編

アイアンは上から叩く、打ち込むのがいいか？【これが答えです】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前回、アイアンが飛ばない原因。飛距離が出ないのは何故か？ではアイアンが飛ばない原因とその改善方法についてご紹介しました。

今回は、アイアンの打ち方について、具体的にはアイアンは上から打ち込むのがいいか？それともアイアンはボールを横から払い打つ意識の方がいいか？ということについて解説していきたいと思います。

また、記事の中では女子プロはどうしているか？ということについてもご紹介したいと思います。

アイアンは上から叩くのがいい？女子プロはこうしている

「アイアンはボールを上から叩く打ち方でいいですか？」
「アイアンは打ち込むのがいいのでしょうか？」

そんな質問をいただくことがあります。

「アイアンはダウンブロー※で打とう」という風にゴルフ雑誌などでも書いてありますが、そういった記事をご覧になって、アイアンの場合はボールを上から叩きにいった方がいいのでは・・と思われたのかも知れません。

※ダウンブローでボールを打つというのは、クラブヘッドが最下点に達する前に、まだ下降を続けている途中でボールを打つことを言います。

この結論をお伝えする前に、プロはどのようにしているのでしょうか？

その時、ご紹介したデータが以下のものです。

ちなみに入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。

マイナスの数値はヘッドがボールの上から入ってきていることを示しています。

参考：トラックマン社 "Average Stats Taken From The LPGA TOUR"

※このデータをブログなどで紹介していただく場合は、このページにリンクを張ってください

このデータを見ると、女子プロはアイアンをダウンブローで打っていることがわかります。

つまり、女子プロはインパクトでヘッドをボールの上から入れているということです。

ただ、数値を見ていただくとわかりますが、ダウンブローと言っても、例えば、7番アイアンで-2.3度です。

ですので、本当に若干のダウンブローということになります。

女子プロの場合は、上からボールを叩きにいっているわけでも、打ち込んでいるわけでもなく、本当に緩やかなダウンブローで打っているということですね。

さて、アイアンは上から叩く、打ち込むのがいいか？ということの結論ですが、女子プロをお手本にするのであれば、緩やかなダウンブローで打つのがいいと思います。

ただ、迷った場合は僕はボールを横から払い打つ意識で打つ方法がおすすめです。

特に以下の方には横から払い打つ打ち方がおすすめです。

この詳しい理由については、アイアンはダウンブローで打つ？それとも横から払い打つ？にて色々とご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

ただ、

僕がこういった方々に横から払い打つ打ち方をおすすめする理由は、こういった方が上から打ち込む意識で打とうとすると、スライス、シャンク、引っ掛けが悪化してしまうことが多いからです。

上から打ち込む意識、もしくは上からボールを叩きに行く意識だと、どうしてもダウンスイングでクラブヘッドがボールと目標を結ぶ飛球線の外側から入ってきやすいんですね。

すると、クラブヘッドの軌道がアウトサイド・インになりやすくなります。

そして、アウトサイド・インで振ってしまうと、それがスライスやシャンク、引っ掛けの原因になってしまいます。

反対に、ボールを横から払い打つ打ち方、または、インパクトでヘッドをボールに対して水平に入れていく意識でスイングしてみると、先ほどと反対でダウンスイングでヘッドが飛球線の内側から入ってきやすいんですね。

そうなるとヘッドの軌道がインサイド・インになりやすく、スライスやシャンク、引っ掛けが直りやすくなります。

特にシャンクや引っ掛けの場合は、その直接的な原因がアウトサイド・インのスイングなので、この軌道を変えることでそういったミスは出なくなっていきます。

ということで、今回はアイアンは上から叩く、打ち込むのがいいか？ということについて色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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