ホーム > ゴルフスイング編 >
ゴルフスイング編

バックスイングと肩の回転

もう随分と昔の話ですが・・・僕の父はシングルの腕前で、よくどこかのコンペや大会に出ては優勝していました。

その父が当時小学生だった僕に教えてくれたことで今も記憶に残っていることがいくつかあります。

1つはグリップ、そして2つ目がバックスイングでの回転でした。

父は僕に、「背中をターゲットに向けるようにして回転しろ」と言いました。そうすることで、僕は自然と肩をバックスイングで深く回転させることができるようになっていました。

タイガー・ウッズはバックスイングが上手くできたかをチェックするには2つ方法があると答えています。

それらは、

①バックスイング(のトップ)で背中がターゲットに向いていること
②あごの下に左肩がきていること

バックスイングでの十分な回転は飛距離のためにも、なくてはならないものです。正しい回転がバックスイングで出来れば、右サイド(右利きの場合)に体重をうまく移動させることが出来ます。

この体重移動+回転がおろそかになってしまっている方は沢山います。

引っ掛けや大きく曲がるスライス、長いクラブになると打てなくなる方は特にその傾向が強いように感じます。

ところが、この背中をターゲットに向けるバックスイングが上手くゆかない場合もあります

それは、アドレスでは右肩を下げる。背骨の傾き(右に傾けること)についてでも書きましたが、背骨を地面と垂直にして構えている方の場合。

背骨が地面と垂直ならば、いくら回転しても背骨は垂直ですから体重はうまく右サイドに乗りません。

無理に体重移動をしようとしたりすると、今度はダウンスイングで右足に体重が残ってしまうリバースピボットになってしまいます。

この原因の1つはアドレスでの構え方にあります。せっかくいいゴルフスイングをしているのに、アドレスなどの基本的なところでつまずいている人は多いのです。

アドレスの直し方については体重移動を簡単にするコツとはでもご紹介しておりますので、そちらも参照していただければと思います。

トップで肩の回転が浅い

自分のスイングは、トップで肩の回転が浅いと・・・思われている方もいらっしゃるかも知れません。体が硬い方であったり、シニアの方などはバックスイングでの肩の回転が浅くなりがちかも・・・知れません。

そんな時にできることについて少し書かせていただきたいと思います。

1)バックスイングでヒールアップする(左足のかかとを浮かす)

1つ目の方法はバックスイングでヒールアップをするということです。バックスイングのスタートで、左足のかかとを地面から浮かしてゆきます。

こうすることで左ひざがより右に持ってきやすくなります。と同時に肩もヒールアップしないより肩を深く回転させることができると思います。

2)腰を回転させる

腰と肩はつながっていますから、腰をより右に回転させると、肩も同時により深く回転させることができるようになります。

腰をより深く回転させるには、右足のつま先を外側に開くようにすることです。右足のつま先を20~30度程度外側に開くようにします。

3)クローズスタンスで構える

クローズスタンスで構えることでバックスイングを大きくすることができることができます。

やり方はこうです。

まず、いつも通り構えます。肩のライン、腰のライン、スタンスのラインがボールとターゲットを結んだターゲットライン(飛球線)と平行になるように構えます。

その後で右足だけを10センチから20センチ程度後ろに引きます。ボールの位置はいつもよりもボール1個程度右に置いてもいいと思います。

この構え方をする際に肩も足につられて閉じてしまう(右肩を後ろに引いてしまう)ケースが多いですが、それをやってしまうと、プッシュアウトなどのミスが出やすくなりますので、注意が必要だと思います。

4)おへそを右に回すイメージで

これも上記の腰を回転させることと似ていますが、バックスイングで肩を回してくださいと言われてもなかなかうまく回転できないと、そう思われていらっしゃる方もいます。

そんな時は肩を回すというイメージを一旦忘れてしまって・・・おへそをバックスイングで右に回すイメージでもいいのかも知れません。

そうすることでバックスイングでうまく回転できるようになった・・・そんな方もいらっしゃいます。

バックスイングでおへそを右に、フォロースルーでは左へとおへそを向けてゆくイメージです。

スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。