フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えるとどうなる?ハンドファーストについても
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、フェアウェイウッド(3番、5番ウッド)、ユーティリティがつかまらない原因と直し方ではフェアウェイウッド、ユーティリティがつかまらない原因とその直し方についてご紹介しました。
今回は、フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えてもいいか?また、フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えるとどうなるか?ということについて解説していきたいと思います。
ちなみに、フェアウェイウッド、ユーティリティの構え方のポイントについては以下で解説していますので、よかったら参考になさってください。
目次
ハンドレイトとは?
最初にハンドレイトとは何か?ということについて簡単にご説明したいと思います。
ハンドレイトとは、アドレスをした際に、両手がクラブヘッドよりも後ろ(ターゲットと反対方向)にあることを言います。
下がハンドレイトの例になります。
両手の位置に注目してみてください。
ちなみに、ハンドレイトの反対はハンドファーストになります。
ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。
ハンドレイト、ハンドファーストに関してはこういった記事も書いています。
FW、ユーティリティをハンドレイトで構えてもいいか?
さて、フェアウェイウッド、ユーティリティはハンドレイトで構えてもいいか?ということですが、これは結論からお伝えすると、フェアウェイウッド、ユーティリティはハンドレイトで構えないようにしてください。
ドライバーの場合は、ボールの位置や持ち球によって(例えば、フェードボールが持ち球の方の場合など)若干、ハンドレイトで構えてもOKです。
ただ、フェアウェイウッド、ユーティリティの場合は、ハンドファーストで構えるのが基本です。
アイアンはアドレスでハンドファーストになるように構えるのが基本でもご紹介しましたが、アイアンはハンドファーストで構えるのが基本ですが、フェアウェイウッド、ユーティリティに関しても、同じようにハンドファーストで構えるのが基本になります。
でも、何故フェアウェイウッド、ユーティリティはハンドレイトで構えてはいけないのか?ということですが、それは以下のようなことが起こるからです。
FW、ユーティリティをハンドレイトで構えるとどうなるか?
でも何故、フェアウェイウッド、ユーティリティはハンドレイトで構えてはいけないのか?
ということですが、それはフェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えてしまうと、以下のようなことが起きやすくなるからです。
①クラブフェースが開きやすくなる
フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えてしまうと、クラブフェースがスイング中、そして、インパクトで開きやすくなります。
「スライスがよく出ます」という方のアドレス(構え方)を拝見すると、この下の写真のモデルのように両手の位置がズボンのジッパーの前に来ている方が多いことに気づきます。
このように両手の位置が後ろ(ターゲットとは反対方向)過ぎると、スイング中にフェースが開きやすくなるんですね。
これは何故かというと、その理由の一つは、両手をズボンのジッパーの前に持ってきてからクラブを握ると、大抵の場合はグリップがウィークグリップになるからです。
そのようにグリップを握ると、どうしても上からグリップを握るような形になりやすく、そうするとウィークグリップになって、フェースが開きやすくなるんですね。
反対に両手をもっと前(ターゲット方向)に持ってきて、具体的には左足太もも内側の前に持ってきてからグリップを握ると、グリップはフックグリップになりやすく、フェースがスイング中に開きにくくなったり、インパクトで閉じやすくなったりします。
ですので、もしフェアウェイウッド、ユーティリティでスライスが出ている方はアドレスの際の両手の位置を確認してみてください。
もし、両手がズボンのジッパーの前にあったら、それがスライスが出ている原因、もしくは、それがスライスが出ている原因の1つだと思います。
②クラブが飛球線の外側から入ってきやすくなる
フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えると起こる2つ目のことが、クラブヘッドが飛球線の外側から入ってきやすくなるということです。
ヘッドが飛球線の外側から入ってくるとは、つまり、アウトサイド・インのスイングになりやすいということです。
何故、ハンドレイトで構えるとアウトサイド・インになるのか?ということについては他の記事で詳しく解説していますので、今回は簡単にご紹介しますが、先ほど、ハンドレイトで構えるとウィークグリップになりやすいと言いました。
ウィークグリップで握って、インサイド・インのスイングをするとフェースは開きやすく、真っすぐに飛び出して右に曲がるスライス、もしくは、フェースが大きく開いている場合は、右に飛び出してさらに右に曲がるスライスが出たりします。
こういったショットが出ると、多くの人はクラブをもっと左に振り抜こうとします。
ボールが右に飛ばないようにですね。
その結果、やってしまうのがアウトサイド・インで振るということなんです。
また、ハンドレイトの度合いが強いと、テークバックではクラブをインサイドに引きすぎてしまい、ダウンスイングでは反対にクラブがアウトサイドから降りてきやすい・・ということが起こったりします。
FW、ユーティリティはハンドファーストで構える
ここまで、フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えてもいいか?また、フェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えるとどうなるか?ということについて見てきましたが、フェアウェイウッド、ユーティリティは特殊なケースを除いて、ハンドファーストで構えるようにしてください。
ハンドファーストで構えることで、インパクトでフェースを閉じやすくなりますし、インサイド・インの軌道でスイングしやすくなります。
ハンドファーストで構えることについては以下でその具体的な方法をご紹介しています。
ということで、今回はフェアウェイウッド、ユーティリティをハンドレイトで構えるとどうなるかということについて色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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