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トラブル解決編

【ゴルフ】左手の親指が痛い原因と対処法・対策について

ゴルフ関連の怪我や体の痛みに関してはこれまで、手や指、手首、肘が痛い原因と対処方法について左手首の痛みの原因、治し方といったことについてご紹介してきました。

今回は、左手の親指の痛み(左手の親指全体、もしくは左手親指の付け根の部分の痛み)の原因や痛みが出た場合の対処法、そして、今後の対策について、解説してゆきたいと思います。

目次

左手の親指痛は意外と多くの人が経験する痛み

ゴルファーにとって、左手の親指の痛み(左手の親指全体、もしくは左手親指の付け根の部分の痛み)は案外多くの人が経験する痛み、怪我の一つです。

プロの中にも左手親指痛に悩まされてしまう人もいますし、アマチュアの中にも左手の親指の痛みを経験したことのある人は多くいます。

実は僕(筆者)自身も左手の親指痛に悩まされた経験があります。

今回は、そんな自分自身の経験も含めて、左手の親指痛の原因や対処法、予防対策について見てゆきたいと思います。

痛みが出た時にやるべきこと

これは前回、手や指、手首、肘が痛い原因と対処方法についてでご紹介したことと一緒ですが、左手の親指に痛みが出た時にやるべきことは以下の通りです。

①医師に診てもらう
②休む

①医師に診てもらう

痛みが出た場合は医師に診てもらってください。病院で診てもらう際は、どの程度で治るか、どの程度練習やプレーを休んだらいいかを聞いてみるといいと思います。

②休む

体に痛みが出た時は無理をしないで、練習やプレーを一旦お休みしてください。

無理をして練習をしたり、プレーすればそれだけ治るのに時間がかかってしまいますので、まずは練習しない、プレーしないということが大事です。

好きなゴルフを休まなければならないのはきついですが、ただ、まずはしっかりと治すことが大事です。

左手の親指痛の4つ原因

左手の親指の痛みの原因ですが、主に4つあります。

①練習、プレーのし過ぎ
②ダフリやトップなど、ミスヒットによる負荷
③グリップの握り方
④パームグリップ

①練習、プレーのし過ぎ

単純に練習のし過ぎであったり、プレーのし過ぎで左手親指に痛みが出てしまうこともあります。

その場合は、練習やプレーの頻度を少し落としてみることも大事なことかも知れません。

②ダフリやトップなど、ミスヒットによる負荷

ダフリやトップなどのミスが多い人の場合、それが左手親指の痛みの原因になることがあります。

ダフリやトップというのは、想像以上に体に負担がかかります。

ダフリ・トップが多いことで、左手親指を痛める人もいますし、肘や手首などを痛めてしまう人もいます。

③グリップの握り方

グリップの握り方は主に3種類あります。

これはどれが正解というわけではありませんが、ただ、後ほどご紹介しますが、オーバーラッピンググリップからインターロッキングに変えて、痛みが出なくなったという人もいます。

これについては次に詳しくご説明します。

④パームグリップ

フィンガーグリップとパームグリップを比較。どっちがいいのか?ショットへの影響もでご紹介しましたが、フィンガーグリップとはフィンガー、つまり指で握るタイプのグリップであるのに対して、パームグリップはパーム(手の平)で握るタイプのグリップになります。

このうち、パームグリップで握っていることが左手の親指の痛みの原因になっていることもあります。

中にはパームグリップをやめて、フィンガーグリップに変えたことで痛みが出なくなる人もいます。

フィンガーグリップとパームグリップに関してはフィンガーグリップとパームグリップを比較。どっちがいいのか?ショットへの影響もをご覧ください。

痛みの予防、今後の対策について

今後、左手の親指痛を予防するための対策ですが、僕自身の経験ではグリップの握り方を変えることが最も効果があります。

実際に、グリップの握り方を変えたことで左手の親指痛がなくなったという人も多いです。

では、具体的にはどのようにグリップの握り方を変えたらいいか?ということですが、2つ、できることがあります。

①グリップの握り方の種類を変える
②ウィークグリップやスクウェアグリップを変える

①グリップの握り方の種類を変える

先ほどもご紹介しましたが、グリップの握り方は主に3種類あります。

1.オーバーラッピンググリップ
2.インターロッキンググリップ
3.テンフィンガーグリップ

この3つなのですが、これまでの握り方を変えてみることで痛みがなくなるケースもあります。

これは個人差もあるのですが、オーバーラッピングやインターロッキンググリップをテンフィンガーグリップに変えたことで痛みがなくなったという人もいらっしゃいます。

勿論、この反対のケースもあり得ると思うので、いずれにしても、今のグリップの握り方を変えてみるというのも一つの考え方かなと思います。

慣れ親しんだグリップを変えるのは大変ですが、ただ、グリップの握り方を変えることでスイングが変わって、スライスが直ったり、飛距離が伸びるなど、良い結果につながるケースも多いです。

それぞれのグリップの握り方については下記にて写真付きで解説していますので、よかったら参考になさってください。

②ウィークグリップやスクウェアグリップを変える

冒頭で僕自身、左手の親指の痛みに悩まされたことがあると書かせていただきました。

僕の場合、以前はウィークグリップスクウェアグリップで握っていたのですが、当時は左手首や左手の親指の痛みを抱えていました。

ただ、グリップをフックグリップに変えてからは左手首の痛みや左手親指の痛みが一切なくなりました。

ウィークグリップやスクウェアグリップで握っていた頃は、やや上から打ち込むようなスイングをしていて、そのせいでディボット跡※が深くなる傾向があったのですが、そうなると必然的に体にかかる負荷は大きくなります。

そして、それが自分の場合は怪我の原因になっていました。

※ディボット跡とはショットを打ったことによって芝生が剥がされた際にできた穴のこと

ただ、フックグリップに変えたことで深いディボット跡ではなく、薄くて長いターフをとるようなスイングに変わってゆきました。

その結果、体にかかる負荷も少なくなり、痛みも感じなくなってゆきました。

この話の続きについては、ゴルフと左手首の痛みの原因、治し方についてにて詳しくご紹介していますので、興味あるの方はそちらをご覧ください。

ただ、いずれにしても、もしウィークグリップやスクウェアグリップで握っている人で、特にミスが出る時はスライスが多い人の場合はグリップの握り方を変えてみるのも一つの方法かなと思います。

具体的には、ウィークグリップで握っている人は、スクウェアグリップかフックグリップを試してみる。

スクウェアグリップで握っている人は、フックグリップで握ってみるのがおすすめです。

それぞれのグリップの握り方に関しては下記にてご紹介しています。

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