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ゴルフスイング編

【ゴルフ】ドライバー、アイアンの「分厚いインパクト」とは?どうしたら分厚いインパクトになるか?

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、ゴルフ雑誌などでよく言われる「分厚いインパクト」について、具体的には、

ということについて解説していきたいと思います。

目次

①分厚いインパクトとはどういうことか?

最初に、分厚いインパクトとはどういうことか?ということについて簡単にご説明したいと思います。

ゴルフ雑誌などで「分厚いインパクト」という言葉を目にすることがありますが、分厚いインパクトとは、簡単に言うと芯に当たっているということです。

もっと言うと、クラブヘッドの力が最も効率的にボールに伝わるインパクトの形を「分厚いインパクト」と言っていることが多いです。

同じヘッドスピードでも、インパクトの質が変わるだけで飛距離は大きく変わってきます。

例えば、同じ7番アイアン、同じヘッドスピードでも、インパクトの質が変わるだけで飛距離が数十ヤード変わるということはよくあります。

次にどうやったら分厚いインパクトになるか?ということについて見ていきたいと思います。

②どうしたら分厚いインパクトになるか?

では、どうやったら分厚いインパクトになるか?

ということですが、以下の4つが分厚いインパクトに大事なポイントになります。

①フェースを閉じる

1つ目が、インパクトでフェースをしっかりと閉じるということです。

フェースが少しでも開くと、クラブヘッドの力がボールにしっかりと伝わらず分厚いインパクトになりません。

ただ、フェースを閉じると言っても、スイング中にできることは限られています。

実はインパクトでのフェースの向きは、アドレスの段階でその8割以上が予め決まってしまうんですね。

つまり、構えた時点でインパクトでフェースが開くか、それともしっかりと閉じることができるかが、ほぼ決まってしまっているということです。

もし、インパクトでフェースが開く場合ですが、

1.グリップの握り方
2.右肩の位置
3.両手の位置
4.ボールの位置
5.クラブそのもの

のどれかに問題があるケースが多いです。

これについては以下で詳しくご紹介していますので、よかったら参考になさってください。

【ドライバーのフェースが開く】ドライバーのフェースがスイング中やインパクトで開く原因と直し方

②フェースの芯に当てる

2つ目が、フェースの芯に当てることです。

フェースの芯を外してしまうと、分厚いインパクトにはなりません。

でも、何故、フェースの芯を外してしまうのでしょうか?

これはボールがフェースのヒール寄りに当たっているか、トゥ寄りに当たっているかでその原因が異なってきます。

フェースのヒール寄りに当たっている場合

フェースのヒール寄りに当たっている場合は、ダウンスイングでのヘッドの軌道がアウトサイド・インになっている可能性があります。

この軌道だと、ボールはヒール寄りに当たりやすくなります。

フェースのトゥ寄りに当たっている場合

一方、フェースのトゥ寄りに当たっている場合は、ダウンスイングでのヘッドの軌道がインサイド・アウトになっている可能性があります。

この軌道だと、ボールはトゥ寄りに当たりやすくなります。

この2つのスイングの軌道やその直し方などについては下記にてご紹介していますのでよかったらそちらをご覧ください。

③適度な入射角

3つ目が、適度な入射角で打つということです。

入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。

下記は、LPGAツアーの女子プロの入射角のデータになります。

プラスの数値はヘッドがボールの下から入ってきていること、マイナスの数値はヘッドがボールの上から入ってきていることをそれぞれ示しています。

参考:トラックマン社

これを見ると、女子プロは

ドライバー: 緩やかなアッパーブロー
フェアウェイウッド: 若干のダウンブロー(or レベルブロー)
アイアン: 緩やかなダウンブロー

で打っていることがわかります。

この女子プロの打ち方は分厚いインパクトのためにはとても参考になると思います。

もっと言うと、分厚いインパクトのためには、ヘッドを極端に上から入れたり、下から入れたり・・といったことはしない方がいいわけですね。

あくまでも、ボールの横から払い打つような意識で打った方が分厚いインパクト、強いインパクトになりやすいということです。

ドライバー、アイアンの入射角のデータ。プロの入射角はどの位か?

④ボールをフェースに長く乗せる

4つ目が、ボールをフェースに長く乗せる意識で打つということです。

もっとも、ボールをフェースに長く乗せると言っても、インパクトの瞬間はあっという間で肉眼ではその瞬間を見ることはできません。

ただ、頭のイメージの中でボールがフェースに当たって、つぶれているところを頭の中で観るようにすると、頭が自然としっかりと残り強いインパクトになりやすいです。

この写真のように、ボールがフェースに当たってつぶれているところを打つ瞬間にイメージしながら打つのがコツです。

ということで、今回は「分厚いインパクト」について色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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