【ゴルフスイング】フェースが返らない本当の原因【それはこんなことです】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、クラブフェースがインパクト、もしくはダウンスイングからインパクトにかけて返らない根本的な原因について解説していきたいと思います。
フェースが返らない本当の原因
いきなりこんなことを言うと「えっ?」って思われるかも知れませんが、スイング中にできることって実は限られているんですね。
今回のテーマ、フェースが返らないということですが、スイング中にフェースを返す方法もあります。
当サイトでもそういった方法についてご紹介していますが、ただ、スイング中にフェースを返すためには、そもそもフェースが返りやすいように構えている必要があります。
言い方を変えると、フェースが開きやすいように構えていた場合、スイング中にフェースを閉じようとしてもうまくいかないことが殆どです。
「フェースが返りません」という方のアドレスを拝見すると、ほぼ100%の方がフェースが開きやすいように構えていらっしゃいます。
もし、その方々と同じ構え方をした場合、プロであってもフェースが開いて、スライスが出ます。
もっとも、その構え方のままフェースを閉じることもできます。
ただ、それをやると飛距離が驚くほど落ちます。ヘッドスピードを上げることができない、思い切りスイングすることができないからです。
先ほど、スイング中にできることは限られているとお伝えしましたが、構え方を間違えると、もっと言うと、フェースが開きやすいように構えていると、どんなスイングをしてもフェースは開きます。
もし、フェースを閉じることができても、今度は飛距離をロスしてしまうんですね。
フェースが開きやすい構え方の特徴
フェースが返らない本当の理由は、フェースが開きやすいように構えているから。
では、フェースが開きやすい構え方とは一体どんな構え方でしょうか?
以下がフェースが開きやすい構え方の5つの特徴になります。
①ウィークグリップ
1つ目の特徴が、ウィークグリップです。
ウィークグリップで握っていると、スイングの早い段階でフェースが開きます。
そして、一旦フェースが開いてしまうと、それを閉じるのは至難の業になります。
また、開いてしまっているフェースを閉じるのに余計な動きが必要になり、ヘッドスピードが落ちるので、フェースを閉じることができても、飛距離が落ちるんですね。
ではどうしたらいいかと言うと、フェースが開かないようにグリップを握ることです。
もっと言うと、ウィークグリップではなく、スクウェアグリップやフックグリップで握ってみることです。
特にフェースが返らないと悩んでいる方の場合は、最初はフックグリップで握っていただくといいと思います。
それだけで自然とフェースが返るようになることも多いです。
フックグリップの握り方についてはフックグリップの握り方で写真付きで詳しく解説しています。
②ボールの位置が左過ぎる
2つ目が、ボールの位置が左過ぎるということです。
ボールを左に置き過ぎると、スイングの軌道がどうしてもアウトサイド・インになって、引っ掛けが出やすくなります。
そして、引っ掛けを防ごうとすると、今度はフェースが開くんですね。
この場合は、ボールの位置を修正する必要があるのですが、そもそもボールを左に置き過ぎているのはウィークグリップで握っていて、フェースが開いて降りてきているから・・という理由もあったりします。
ですので、ボールの位置を修正する際は、同時にグリップの握り方も修正する必要があるかも知れません。
ボールの位置については下記の記事も参考になさってください。
③ハンドレイト
3つ目が、ハンドレイトです。
ハンドレイトとは、アドレスをした際に、両手がクラブヘッドよりも後ろ(ターゲットと反対方向)にあることを言います。
下の写真がハンドレイトの例です。
両手がズボンのジッパーの前にあるのがわかりますが、このように構えるとフェースが返りにくくなります。
この理由については以下で詳しくご紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
この場合は、ハンドファーストで構えるとフェースが返りやすくなります。
ハンドファーストの構え方は下記にて詳しく解説しています。
ハンドファーストとは?構え方とインパクト、ドライバーについても
④右肩の位置が高い
4つ目の特徴が、右肩の位置が高いということです。
ゴルフは、クラブを握る際、右手が左手よりも下に来ます。
そのようにクラブを握ると、右肩も左肩よりも下がります。そして、そのように構えるのが、つまり、右肩を左肩よりも下げて構えるのが基本になります。
ただ、フェースがスイング中やインパクトで開いている方々の多くは、この右肩が下がっていないんですね。
つまり、右肩を下げずに構えているわけですが、そのように構えると、右肩や右腕が前(ボール方向)に出ます。
すると、フェースが開きやすくなります。
この理由については次にご紹介しますが、いずれにしても右肩を下げずに構えるとフェースが開きやすくなります。
右肩の位置については下記にて詳しく解説しています。もし、右肩の位置が高いのではないかと思われた方は一度ご覧になってみてください。
アドレスでは右肩を下げる。背骨の傾き(右に傾けること)。肩が開く理由についても
⑤右腕が前に出ている
5つ目が右腕が前に出ていることです。
右腕、もしくは右肩が前に出ていると両肩のラインが必要以上に左を向きます。
スイングの軌道はこの両肩のラインに大きな影響を受けるのですが、両肩のラインが開いているとスイングの軌道はアウトサイド・インになります。
すると引っ掛けが出やすくなるのですが、それを防ごうとすると今度はフェースが開いてしまうんですね。
先ほど、右肩を下げずに構えると右肩や右腕が前(ボール方向)に出るとお伝えしました。
右腕や右肩が前に出ている理由はいくつかあるのですが、その1つが右肩を下げずに構えていることです。
グリップを握る際、右手が左手よりも下に来る分だけ、右肩も左肩よりも下がるのが自然な形です。
ただ、右肩を下げずに構えてしまっている方が大勢いらっしゃいます。
このように構えるとフェースが返りにくく(開きやすく)なります。
でも、グリップを握る際、右手が左手よりも下になっているのに、右肩の位置は高いまま・・なんて変ですよね?
右手を左手よりも下げたら、普通は右肩が左肩よりも下がるはず、です。
ただ、実は右肩を下げずに、右手を左手よりも下に持ってくることができるんですね。
どういうことかと言うと、右肩を前に出して、左肩を後ろに下げると・・そう、右手を左手より下にしてグリップを握ることができるんです。
ただ、そのように構えてしまうと、フェースが返りにくくなる・・ということです。
この場合は、右肩を下げて構えていただくこと、右肩や右腕が前(ボール方向)に出ないように構えることで、フェースは開きにくくなります。
ということで、今回はフェースが返らない原因について色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。