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寄せワンとは?寄せワンを増やす!3つのコツと方法

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、寄せワンについて、

の4つについて解説していきたいと思います。

ちなみにアプローチショットの打ち方についてはアプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツにてご紹介していますので、よかったらそちらも参考になさってください。

目次

寄せワンとは?

最初に、寄せワンとは何か?ということを簡単に説明すると・・

寄せワンとは、「寄せて」「ワンパット」の略で、グリーン周りからのアプローチショットをカップに寄せて、1パットで上がることを言います。

寄せワンを増やす!3つのコツと方法

さて、ここからは寄せワンを増やすための3つのコツと方法についてご紹介していきたいと思います。

①できるだけ転がしてゆく

寄せワンを増やす1つの目のコツ・方法が、「できるだけ転がしてゆく」ということです。

グリーン周りからのアプローチショットは、ボールを上げるほどカップに寄せるのが難しくなります(難易度が上がります)。

アプローチショットの4つの種類と打ち方ではアプローチショットの4つの種類をご紹介しました。それらは、

1)ランニングアプローチ
2)ピッチエンドラン
3)ピッチショット
4)ロブショット

の4つです。

これは上に行くほどボールを転がす打ち方で、下に行くほどボールを上げる打ち方になります。

ですので、この中で言えば、1)ランニングアプローチが最もカップに寄りやすく、4)ロブショットが最もカップに寄せにくいショットになります。

何故、ボールを高く上げるより、低く転がしていった方がカップに寄るのか?という理由については、後ほどご紹介したいと思いますが、ただ、いずれにしても、ボールは転がしていった方が圧倒的にカップに寄りやすくなります。

ですので、寄せワンを出したい時は、できるだけボールを転がしてゆくのがそのコツになります。

もし、ボールとグリーンの間にラフなどがあって、転がしていけない場面では、できるだけ早くグリーンにボールを落とすのがコツになります。

②できるだけロフト角が少ないクラブで打つ

寄せワンを増やす2つの目のコツ・方法が、「できるだけロフト角が少ないクラブで打つ」ということです。

先ほど、できるだけボールを転がしていった方がカップに寄りやすいとお伝えしましたが、そのためにはロフト角が小さいクラブでアプローチショットを打った方がボールが低く出ますので、より転がしやすくなります。

ですので、サンドウェッジよりはピッチングウェッジ、ピッチングウェッジよりは9番アイアン、9番アイアンよりは8番アイアンがいいです。

グリーン周りのアプローチショットで使うクラブは何がいい?【アプローチで使うクラブの5つの選択肢】

日本ゴルフ界のレジェンド、青木功プロは、アプローチショットを打つ際、まず、パターが使えるかどうかを考えたそうですが、パターが使える場面、例えば、ボールとグリーンの間にラフなどがない場合は積極的にパターを使っていった方がカップには寄りやすくなると思います。

この考え方についてはテキサス・ウェッジとは?アプローチショットでパターを使うという選択肢にてもう少し詳しくご紹介していますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

③距離感を鍛える簡単な方法

寄せワンを増やす3つの目のポイントは、アプローチショットの距離感を鍛えるということになります。

でも、どうやってアプローチショットの距離感を鍛えたらいいか?ということですが、僕のおすすめはボールを利き手で持って、カップに向かって転がしてみる・・という方法です。

え?クラブは使わないの?

ということですが、最初は手だけでボールを握って、転がしてみると、距離感が感覚として身に付きやすいと思います。

やり方は簡単で、よくアプローチショットを打つような距離までカップから離れたら、後は手に持ったボールをアンダーハンドでカップに向かって転がしてみてください。

これを何度かやっていただいて、ボールがカップに寄るようになったら、次にクラブを握ってアプローチショットを打ってみると、以前よりも寄せやすくなっているというか、距離感が良くなっていることに気付いていただけると思います。

ところで、先ほど、ボールを高く上げるより、低く転がしていった方がカップに寄るとお伝えしましたが、利き手でボールを持っていただいて、①ボールを高く上げて寄せようとする方法と②ボールを転がしてゆく方法の2つを試していただくと、恐らく、多くの方はボールを転がした方がカップに寄ると思われると思います。

また、ランニングアプローチのようにボールを転がしてゆく打ち方、ロフト角が少ないクラブを使って打つ方法の方が大きなミスが出にくいため、結果的に安定してカップに寄りやすいと思います。

そういった理由から、アプローチショットを打つ際はできるだけ転がしてゆく方法がおすすめです。

プロやシングルはどの位の確率で寄せワンになるか?

少し話が変わりますが、プロやシングルプレーヤーはどの位の確率で寄せワンをとるのでしょうか?

また、アマチュアの場合、そもそも寄せワンはとらないといけないのでしょうか?

パーオンできなかったホールで、パーかそれ以上のスコアを獲得する確率を「リカバリー率」と言いますが、このリカバリー率はシングルプレーヤーでも46%、女子プロのランキング上位の選手でも60%前後、というデータもあります。

これはつまり、プロでもアプローチショットは10回打って、4回程度は寄らない。

シングルプレーヤーの場合は、10回のうち5回程度は寄らないということになります。

こう考えると、寄せワンはとれたらいいですし、そのために今回の記事を書かせていただいているわけですが、ただ、どうしてもとらなくてもいい、その日のラウンドで寄せワンがなくても、全く問題ない、ということになります。

どのスコア(110/100/90/80)を目指す時、寄せワンが必要になるか?

特定のスコアを出す戦略については下記のような記事を書かせていただきました。

これらの中でもご紹介しましたが、

120切り
110切り
100切り
90切り

これらのスコアを目指す際、アプローチショットは寄せていただかなくても大丈夫です。(その理由については上記で詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください)

寄せワンが必要になってくるのは80切りを目指す場合で、その場合はできれば、2回に1回はカップに寄せる形にできたらと当サイトでは考えています。

つまり・・ここまで寄せワンをとるコツとその方法について解説してきて、最後にこんなことを言うのは変かも知れませんが、寄せワンはどうしてもとる必要はないわけですが・・

ただ、とれると気持ちも乗ってきますので、今回ご紹介したコツ、方法を是非試していただいて、次のラウンドでは是非1つ、寄せワンをとっていただけたらと思います。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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