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トラブル解決編

ドライバーが100ヤードしか飛ばない!【女性ゴルファーの飛距離アップ対策】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回はドライバーが100ヤードしか飛ばないという悩みを取り上げてみたいと思います。

女性ゴルファーの方の中にはドライバーが飛ばないという悩みを抱えていらっしゃる方も多いですが、今回は

ということについて解説していきたいと思います。

目次

女性ゴルファーのドライバーの飛距離の目安

最初に、そもそもドライバーはどの位飛んでいればいいのか?
女性ゴルファーのドライバーの飛距離の目安はどの位か?

ということですが、以下は年代別(30/40/50/60代)の女性ゴルファーのドライバーの飛距離の目安でご紹介した年代別の女性ゴルファーのドライバーの飛距離の目安になります。

ちなみに下記はハンデ20の女性ゴルファーの年代別のドライバーの飛距離の目安です。飛距離はキャリーで、ランは含みません。

キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離

ハンデ20の女性ゴルファーのドライバーの飛距離の目安

女性ゴルファーの飛距離の目安については女性ゴルファーのドライバー、アイアンの平均飛距離。ヘッドスピードの平均と目安も【一覧表】でもご紹介しています。

ただ、ドライバーが100ヤードしか飛ばないと悩んでいらっしゃる方の場合はまずは上記のハンデ20の女性ゴルファーのドライバーの飛距離を目指していただくといいのかなと思います。

ですので、例えば、40代の女性であればまずは132ヤード飛ばすことを目指す。60代の女性であれば、114ヤード飛ばすことを目指す形ですね。

ドライバーの飛距離を伸ばす4つの方法

さて、ここからはどうやったらドライバーの飛距離を伸ばすことができるか?ということについて見ていきたいと思います。

今回は現在ドライバーの飛距離が100ヤードの方に向けて、飛距離を伸ばすための方法を4つご紹介したいと思います。

ちなみに以下でご紹介する方法は全部実践していただいてもいいですし、1つだけとか、2つだけ実践する形でもいいと思います。

自分ができそうなところから取り組んでみてください。

①芯で打つ

ドライバーの飛距離を伸ばす1つ目の方法が、「芯で打つ」ということです。

何だか当たり前のことのように思いますが、以前にアマチュアゴルファーを対象に行った実験ではなんと被験者の86%が芯を外していたんですね。

これは男性ゴルファーを対象にした実験でしたが、芯から2センチ外すと、50ヤードの飛距離ロス。芯から3センチ外すと80ヤードの飛距離にロスになったそうです。

女性の場合はここまでの飛距離ロスにはならないと思いますが、ただ、芯で打つだけで飛距離がぐっと伸びます。

ではどうやったら芯で打つことができるか?

ということですが、まずはヘッドスピードを落とすことです

実はトッププロでも芯で打つ練習をする場合がありますが、その際もまずはヘッドスピードを落とすプロが多いです。あのタイガー・ウッズもそうです。

ですので、まずは50%から60%の力でスイングして、まずは芯で打つことに意識を向けてみてください。

そして、芯に当たるようになってきたら、ヘッドスピードを上げていきます。

単純な練習に見えますがトッププロもそうしています。

アマチュアの場合は芯に当たらないとむしろ一生懸命振ろうとする方が多いですが、そのやり方だとスイングが崩れたり、ヘッドの軌道が不安定になって、むしろどんどん芯に当たらなくなります。

そうではなくて、ヘッドスピードを落とす→芯に当たる→ヘッドスピードを上げるという順番がおすすめです。

②ボールを横から払い打つ

2つ目の方法が、「ボールを横から払い打つ」ということです。

女子プロのドライバーのインパクトを分析すると、女性プロはボールを横から払い打っているか、もしくはややアッパーブロー(ヘッドが最下点を過ぎて上昇している最中に打つこと)で打っているという結果が出てきます

一方、アマチュアはヘッドを上から入れていることが多いという調査結果があります。

インパクトでヘッドがボールに向かって入ってくる角度を「入射角」と言いますが、この入射角も飛距離を伸ばすためにはとても重要な鍵になります。

先ほどのアマチュアのようにヘッドを上から入れてしまうと打ち出し角が低くなり、飛距離が出ないんですね。

ではどうしたらいいか?というと、女子プロのようにヘッドをボールの横から入れる、もしくはボールを横から払い打つような意識で打つことです

ここで少し、このように打つためのコツをご紹介したいと思いますが、ドライバーのティーを一番高くして、ヘッドをボールの高さに合わせて浮かせて構えます。

下の図のような形ですね。

このように構えて、ボールの横っ面を払い打つ意識で打ってみると、ヘッドがボールの横から入ってきやすくなると思います。

ちなみに、コースでも(いつものようにティーアップしていただいてもいいですが)、この練習のようにティーを高めにしてヘッドを浮かせていただくのもいいと思います。

図解!ドライバーのティーアップの高さとその基準。高い・低いティーアップについても

③体の回転を意識する

3つ目が、「体の回転を意識する」ということです。

手や腕の筋肉は小さく、そのため手や腕で打とうとしてもボールは飛ばないんですね。

手や腕で打ってしまうことを手打ちと言ったりしますが、手打ちをしていると飛距離は大きくロスします。

ドライバーの手打ちを直す3つ方法。手打ちを矯正する際のコツ

じゃあ、どうしたらいいかと言うと、手や腕で打っていると思う方の場合は、一旦手や腕のことは置いておいて、体の回転を意識していただくと、スイングが大きくなってヘッドスピードも上がります。

具体的には、バックスイングをする際は胸を右に向けていく意識で回転してみてください

アドレスでは胸は正面を向いていると思いますが、バックスイングではこの正面に向いている胸を右に向けていきます。

このような意識でバックスイングをすると体がしっかりと回転します。

また、体がしっかりと回転すると、手や腕を振るスペースができますから、思い切ってスイングしていけるようになります。

胸を回す意識でスイングするとバックスイングが大きくなる!

また、バックスイングで体をうまく回転させられない場合ですが、右足のつま先を少し外側に開いていただくと体を回転しやすくなります。

具体的には右足のつま先を外側に20~30度程度開いてみてください

ちなみに左足のつま先も同じように外側に20~30度開いていただくと、ダウンスイングからフォロースルーにかけて、体を左に回転しやすくなります。

④フェースを閉じる

4つ目が、「フェースをインパクトでしっかりと閉じる」ということです。

インパクトでフェースが開いてしまうと力が逃げたり、スライススピンがかかってボールが右に曲がってしまいます。すると飛ばなくなるんですね。

飛距離が出ない方の多くはそんな風にして、インパクトでフェースが開いているケースが多いです。

では、インパクトでフェースを閉じるにはどうしたらいいか?

というと、インパクトでフェースが閉じやすいように構えること。もっと言うと、インパクトでフェースが閉じやすいようにクラブ(グリップ)を握ることです。

飛距離が出ない方のグリップを拝見すると、多くの方はウィークグリップで握っています。

ウィークグリップとは?

もし、ウィークグリップで握っている方の場合は、スクウェアグリップかフックグリップで握っていただくと、それだけでフェースが閉じやすくなり、飛距離が一気に伸びることがよくあります。

ですので、ご自分のグリップの握り方をチェックしていただいて、もしウィークグリップで握っている場合はスクウェアグリップかフックグリップで握ってみてください。

それぞれのグリップの握り方は下記で写真付きで解説していますのでよかったら参考になさってください。

スクウェアグリップの握り方
フックグリップの握り方

ということで、今回はドライバーが100ヤードしか飛ばない方に向けて、ドライバーの飛距離を伸ばす方法をご紹介しました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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