【ゴルフ】ドライバーが150ヤードしか飛ばない。ドライバーを200ヤード飛ばすには?【5つのコツ】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン他ではドライバーからウェッジまでの飛距離の目安についてお伝えしました。
今回は、「ドライバーが150ヤードしか飛ばない」というテーマでお話ししていきたいと思います。
また、記事の後半ではドライバーを200ヤード飛ばす5つのコツについてもご紹介したいと思います。
目次
ドライバーの飛距離の目安。どの位飛んでいればいいか?
さて、ドライバーが150ヤードしか飛ばないということですが、そもそもドライバーはどの位飛んでいればいいのでしょうか?
それについては以前にダンロップが発表したデータがありますのでご紹介したいと思います。飛距離はキャリーでランは含みません。
キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離
ゴルファーのタイプ | ヘッドスピード | ドライバーの飛距離 (目安) |
アマチュアのハードヒッター | 43-48m/s未満 | 240ヤード前後 |
一般ゴルファー | 38-43m/s未満 | 200ヤード前後 |
シニア及びやや非力なゴルファー | 33-38m/s未満 | 180ヤード前後 |
女性ゴルファー | 33m/s未満 | 150ヤード前後 |
参考:ダンロップ GOLF CATALOG
※このデータをブログなどで紹介していただく場合はこのページにリンクを貼ってください。
少しまとめると、ドライバーの飛距離の目安は以下の通りです。
男性アマチュアのハードヒッター:240ヤード
一般的な男性ゴルファー:200ヤード
シニアの方ややや非力な方:180ヤード
女性ゴルファー:150ヤード
もし、ドライバーの飛距離が150ヤードの場合ですが、一般男性ゴルファーであればまだまだ飛距離を伸ばせる可能性はあると思います。
シニアの方の場合も、ドライバーの飛距離が150ヤードであれば、まだ飛距離を伸ばす余地はあるのかなと思います。
女性ゴルファーの場合は150ヤード飛んでいれば十分です。
ちなみに、年代別のドライバーの飛距離の目安については以下でご紹介していますので、よかったら参考になさってください。
ドライバーを200ヤード飛ばす5つのコツ!
さて、ここからはドライバーが150ヤードしか飛ばない方に向けて、どうやったらドライバーを200ヤード飛ばすことができるか?ということについてご紹介していきたいと思います。
ちなみに、ここでいう200ヤードとはトータルの飛距離(キャリーにランも加えた飛距離)で考えてください。
ドライバーがトータルで200ヤード飛んでいれば十分な飛距離です。飛距離という点では70台も目指せる飛距離です。
ですので、まずは200ヤード飛ばすことを目指していただくといいのかなと思います。
ということで、ここからはそのために必要な5つのコツについてご紹介します。
①フェースを閉じる
ドライバーを200ヤード飛ばす1つ目のコツが、インパクトでフェースを閉じることです。
アマチュアゴルファーの殆どはスライサーだと言われています。
つまり、インパクトでフェースが開いてしまっているわけですが、インパクトでフェースが開くとスライススピンがかかり、同時にバックスピン量も増えます。すると、飛距離を大きくロスするんですね。
アマチュアゴルファーのドライバーのデータを見ると、バックスピン量が多いことがわかるのですが、これはフェースが開いてしまっていることがその原因の一つです。
フェースが開いてしまっている方にフェースを閉じる方法をお伝えすると、ドライバーの飛距離が一気に伸びることがよくあります。
それも何ヤードとかではなく、数十ヤード、時には50ヤードも飛距離が伸びる方もいます。
その位、飛距離を伸ばすためにはフェースを閉じるということが大事になります。
では、どうやったらフェースをインパクトで閉じることができるか?
ということですが、そのためにはフェースがインパクトで閉じるように予め構えておくことです。
フェースが開いてしまっている方は実はアドレスの時点でフェースが開きやすいように構えてしまっているんですね。
具体的にはウィークグリップで握っているとフェースが開きやすくなります。
また、スライスが出ている方の場合は、スクウェアグリップでもフェースが開きやすくなる場合があります。
ですので、スライスが多くて、尚且つ飛距離が出ていない方は、まずはフックグリップで握ってみてください。
それだけで飛距離がぐっと伸びることがよくあります。
フックグリップの握り方はフックグリップの握り方で写真付きで詳しく解説していますので、そちらをご覧になってみてください。
②フェースの芯で打つ
2つ目のコツが、フェースの芯で打つことです。
これは当たり前のことに聞こえるかも知れません。
ただ、以前にゴルフ雑誌、アルバがアマチュアゴルファー50人を対象にどれだけドライバーの芯で打てているかという調査をしています。
その結果はどうなったと思いますか?
実は50人中、芯で打てていたのはたったの7人だけ。なんと86%の人は、芯を外していたんですね。
ちなみに、この調査では、
芯から2センチ外すと50ヤードの飛距離ロス
芯から3センチ外すと80ヤードの飛距離ロス
になったそうです。たった2、3センチ外すだけでこれだけ飛距離をロスするんですね。
ただ、これは言い換えると芯で打つことができれば、飛距離が一気に伸びるということになります。
では芯で打つにはどうしたらいいか?
ということですが、ここでその方法をご紹介するとそれだけでこの記事が終わってしまうので、それについては以下をご覧になってみてください。
ドライバーの芯(スイートスポット)に当たらない。芯に当てるには?【これがコツです】
③ボールを横から払い打つ
3つ目が、ボールを横から払い打つということです。
アマチュアゴルファーのドライバーのデータを見ると、アマチュアの多くはドライバーをダウンブローで打っていることが多いです。
これはどういうことかと言うと、インパクトでヘッドがボールの上から入ってきてしまっているということです。
アイアンはこの打ち方でもいいのですが、ドライバーはそのように打つと打ち出し角が低くなり、尚且つバックスピン量も増えてしまって飛びません。
じゃあ、どうしたらいいかと言うと、ボールを横から払い打つ意識、ヘッドをボールの真横から入れる意識で打つことです。
そのように打つと、打ち出し角が高くなり、尚且つバックスピン量が減って、飛距離がぐっと伸びます。
そのための方法ですが、単純にボールを横から払い打つ意識で打っていただいてもいいと思います。
また、僕のおすすめの練習方法ですが、練習場のティーを一番高くセットしたら、ドライバーのヘッドを地面から浮かせて、ボールに合わせて構えます。
そのように構えたら、後はボールを横から払い打つ意識で打ってみてください。
ヘッドをボールの真横から水平に入れていく意識ですね。
このように構えると、その意識で打ちやすくなると思います。
また、この構え方は実戦(コース)でやっていただいても結構です※。このように構えることで飛距離が伸びるケースが多いですのでよかったら試してみてください。
※勿論、この構え方は練習だけでも結構です。何球かこの構え方で打ったら(その意識で)、いつものティーの高さ、構え方で打ってみてください。
④スイングを大きくする
4つ目が、スイングを大きくすることです。
飛距離が出ないとどうしても手や腕を振りたくなります。
ですが、手や腕の筋肉は体の中では小さな筋肉で、そこだけを使っても実は飛距離は伸びないし、スイングは大きくならないんですね。
では、どうやったらスイングが大きくなるか?ということですが、おすすめの方法が2つあります。
1つが両足のつま先を外側に開くことです。
バックスイングを大きくしたい場合は、右足のつま先を外側に開くようにします。また、フォロースルーを大きくしたい場合や、インパクト前後でクラブを振り抜きやすいようにするには左足のつま先を外側に開くようにします。
具体的には両足のつま先を20から30度程度、外側に開いて構えてみてください。
このように構えると、スイングが大きくなり、飛距離も伸びやすくなります。
スタンスと左足、右足のつま先の向き【つま先はどの位開くのがいい?】
もう1つが、胸を回す意識、もしくは背中を目標に向ける意識でスイングしてみることです。
先ほど、手や腕を振ってもスイングは大きくならないと言いましたが、ではどうやったらスイングが大きくなるかと言うと、体を回すことです。
そのために、胸の向きを意識していただくといいと思います。
単純に回転しようとするより、胸を右に向ける意識で回転していただくと、しっかりと回転できるようになると思います。
胸を右に向けるということですが、アドレスの段階では胸は正面を向いていると思います。この胸を右に向ける意識で回転していきます。
そのような意識でスイングしていただくと、バックスイングが大きくなりやすいです。
【ゴルフ】胸を回す意識でスイングするとバックスイングが大きくなる!
また、バックスイングのトップで背中を目標に向ける意識でスイングしていただくのもおすすめです。
背中を目標に向けるように回転する・・その意識だとバックスイングも大きくなると思いますし、手打ちなども予防できると思います。
⑤体重移動をしっかりする
5つ目のコツが、体重移動をしっかりとすることです。
ドライバーが飛ばないと悩んでいる方の多くが体重移動が不十分です。
そして、そういう方の中にはバックスイングで体が右に流れてしまっている、つまり、スウェーをしている方が多いんですね。
スウェーをすると、まず飛びません。
スウェーをしていると体重移動が殆どできなくなるからです。
じゃあ、どうやったらスウェーをせずに体重をしっかりと移動できるかと言うと、その方法の一つは先ほどご紹介した、体を回転させるということです。
スウェーをしている方は体が回転していないんですね。
体が回転する代わりに横に流れているわけですが、そのような形になると体重移動がうまくできなくなり、その結果手打ちになってしまいやすいです。
その場合は、4つ目のコツでご紹介したような形で体を回転させる意識にしていただくといいと思います。
体をしっかりと回転できれば、スウェーの予防になりますし、また、体重移動もしやすくなります。
ここまでドライバーを200ヤード飛ばすための5つのコツについて見てきましたが、もし、これをご覧になってくださっている方がシニアゴルファーの方であれば、以下でシニアの方のための飛距離アップ法についてご紹介しています。
シニアゴルファーのための飛距離アップ方法。ドライバー、アイアンをもっと飛ばすには?
一般男性ゴルファーも参考になる内容だと思いますので、もし興味のある方はそちらもチェックしてみてください。
ということで、今回はドライバーが150ヤードしか飛ばないということについて、また、ドライバーを200ヤード飛ばすコツについて見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。