アイアンだけで回る、ラウンドする方法【100切りも可能です】
今回は、アイアンだけでラウンドすることについて、
- 1)アイアンだけで回るのはありか
- 2)どの位のスコアまで出せるか
- 3)アイアンだけでプレーすることのメリット
- 4)クラブセッティング
- 5)どのタイミングでFWやドライバーを入れたらいいか
といったことについて解説してゆきます。
ただ、最初に1)の結論から書かせていただくと、アイアンだけで回るのはとてもいい方法だと思います。
後ほどご紹介しますが、アイアンだけで100切りを達成する人もいます。
勿論、最初からドライバーやフェアウェイウッドを入れてもいいですし、そのやり方の方が一般的です。
ただ、一つの選択肢として、ドライバーやフェアウェイウッドに自信が持てるようになるまでは、アイアンだけで回るというのもいい方法だと思います。
目次
- 1)アイアンだけで回るのはありか
- 2)アイアンだけでどの位のスコアまで出せるか
- 3)アイアンだけでプレーすることのメリット
- 4)クラブセッティングについて
- 5)どのタイミングでFWやドライバーを入れたらいいか
1)アイアンだけで回るのはありか?
冒頭でも書かせていただきましたが、アイアンだけで回るのはとてもいい方法だと思います。
ドライバーやフェアウェイウッドを使わなければいけないというルールはないわけですし、実際にアイアンだけで回る人もいます。
アイアンだけで100を切る人もいますし、中にはアイアンだけで70台を出す人もいます。
特にこんな人やこんなシチュエーションでは、アイアンだけでプレーするのがおすすめです。
- 初心者の人
- ウッドにまだ十分な自信が持てない人
- 距離の短いコース
- OBやハザードが多く、ショットを曲げたくないコース
少し話は変わりますが、初心者で最初はアイアンだけでプレーしようと思っている人の場合、ドライバーやフェアウェイウッドは買う必要はないか?
・・というと、できれば、ドライバーやフェアウェイウッドも最初からあった方がいいです。コースでは打たなくても、練習場では打っておいた方がいいと思います。
アイアンで打ったショットはバックスピン量が多くなるので、ある意味、誤魔化すことができるというか。
例えば、本当はスライス系のスイングをしているのに、バックスピンがスライススピンを打ち消すことで、ボールが真っすぐに飛んでくれることもあります。
ドライバーやフェアウェイウッドはロフト角が少なく、バックスピン量も減りますから、そういったスイングをしていると、ボールもすぐに曲がります。
だから、自分がどんなスイングをしているのかを知るにはロフト角の少ないウッドの方が適しています。そういう意味で、最初からウッドの練習もした方がいいと思います。
ただ、実戦で打つのは自信を持って打てるようになってから、でいいと思います。
2)アイアンだけでどの位のスコアまで出せるか
これは先ほど書かせていただきましたが、アイアンだけで100を切る人もいますし、中には70台で回ってくる人もいます。
ですので、アイアンだけだとこの位が限界というのはないかも知れません。
少なくともアイアンだけでも100は十分に切ることが可能だと思います。
3)アイアンだけでプレーすることのメリット
アイアンだけでプレーすることのメリットは2つあります。
①ショットが安定する
②スコアが安定する
アイアンはウッドに比べてサイドスピンがかかりにくいという特徴があるため、ボールは曲がりにくくなります。
そのため、アイアンだけだとラウンドを通してショットが安定します。
また、飛ばそうとしてドライバーを一生懸命振り過ぎて、それでスイングやスイングのリズムを崩してゆく人もいますが、アイアンではそういったことが少ないと思います。
また、ショットが安定することで、自ずとスコアも安定してきます。
ドライバーを使って距離を稼いだ方がセカンドショットは有利になりますが、同時にドライバーは曲がるリスクも高いです。
ドライバーは一番曲がりやすいクラブで、曲がる時は大きく曲がってしまうことが多く、それが大叩きにつながってしまうこともあります。
そのため、飛距離では不利でも結果的にはアイアンだけの方がスコアがいい・・ということがよく起こったりします。
そういう意味でも、特にドライバーに自信が持てない時は、無理にドライバーは打たなくてもいいと思いますし、アイアンだけの方がむしろよい結果につながると思います。
4)クラブセッティングについて
さて、アイアンだけでプレーする際のクラブセッティングですが、いくつかの選択肢があります。
①5番アイアンから入れる
1つは、5番アイアン、もしくは6番アイアンなどのミドルアイアンから下(ショートアイアン、ウェッジまで)をバッグに入れる方法。
ティーショットも5番アイアンや6番アイアンで打ってゆきます。この形が初心者の人にとっては最も簡単なやり方だと思います。
②ユーティリティを入れる
アイアンだけ・・ではなくなりますが、ティーショットでもう少し飛距離が欲しい人にはおすすめです。
ユーティリティはロングアイアンより打ちやすく、フェアウェイウッドよりも扱いやすいクラブで、初心者の人でも自分に合ったタイプを選ぶことで比較的楽に打てると思います。
この場合は、3番~6番アイアンの代わりにユーティリティを入れるような形にします。
ただ、一部だけ、例えば、3番と4番アイアンだけを抜いて、ユーティリティに変えるといった形でも構いません。
ユーティリティについては下記のような記事を書いています。
- ユーティリティの選び方。種類についても
- ショートウッド(7番、9番ウッド)とユーティリティのどっちを選ぶ?
- アイアン型ユーティリティのメリット・デメリット。打ち方のポイントも
- ユーティリティは必要?不要?ユーティリティのメリットについて
③5番ウッドや3番ウッドを入れる
もはや、ウッドまで入ってしまっていますが・・ただ、上記のセッティングでは飛距離不足を感じている人は、5番ウッドだけ入れてみたり、3番ウッドを入れてみるのもおすすめです。
この3つ目の選択肢だと、5番ウッドや3番ウッドでティーショットを打ってゆく形になるわけですが、ドライバーよりも曲がりにくく、アイアンやユーティリティよりも飛距離が出ます。
ここまで、3つの選択肢をご紹介しましたが、最初は①か②のセッティングでプレーしてみて、徐々に③に移行してゆくといいかも知れません。
尚、フェアウェイウッドの選び方についてはフェアウェイウッドの選び方と5つのポイントにて詳しくご紹介しています。
5)どのタイミングでFWやドライバーを入れたらいいか?
最後に、どのタイミングでフェアウェイウッドやドライバーを入れたらいいか?ということについて。
先ほども書かせていただいた通り、ドライバーもフェアウェイウッドも練習場では最初からあった方がいいと思います。
ただ、いつコースで使い始めるのがいいかと言ったら、そのクラブにある程度の自信が持てた時・・がいいのかなと思います。
練習場で打っていて、これならコースでも使えると思えた時というか。
じゃあ、具体的にどの程度のレベルならコースで使えるかというと、ドライバーの場合は、曲がってもいいのですが、OBにはならない程度の曲がり幅、そのレベルのショットが毎回のように打てるようになったら、実戦でも使えると思います。
フェアウェイウッドもフェアウェイの幅までの曲がり幅であればOKです。たとえ曲がってもその範囲で抑えられていればコースでも使えると思います。
* * *
さて、ここまでアイアンだけでラウンドするということについて色々と見てきました。
簡単にまとめると、
1)アイアンだけで回るのはありか
ありだと思います。むしろ、初心者の人やドライバーやフェアウェイウッドに十分な自信が持てない人は、アイアンのみでプレーするのがおすすめです。
2)アイアンだけでどの位のスコアまで出せるか
100を切ることも十分可能です。
3)アイアンだけでプレーすることのメリット
①ショットが安定すること、②スコアが安定すること。アイアンだけの方が、ラウンド中にスイングやスイングのリズムが崩れにくいと思います。
4)クラブセッティングについて
選択肢は3つあって、1つは5番や6番アイアンなど、ミドルアイアンから入れること。2つ目は、ユーティリティを入れること。それで飛距離不足を感じた場合は、5番ウッドや3番ウッドを入れることを検討していただくといいかも知れません。
5)どのタイミングでFWやドライバーを入れたらいいか
実戦でも使えると確信したタイミングで。曲がってもいいですが、OBを出さない程度の曲がり幅に抑えることが重要です。
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