ティーショットでドライバーを使わない。フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンという選択肢について
ティーショットというと、ドライバーという風に考える方も多いかも知れません。
ただ、(ミドルホール、ロングホールでも)ドライバー以外のクラブ、フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンでティーショットを打つという選択肢もあります。
今回はティーショットでドライバーを使わないという選択肢について考えてみたいと思います。
ドライバーを使わないという選択肢について
ミドルホール、ロングホールのティーショットでは自動的にドライバーを持つ方も多いかも知れませんが、ドライバーを使わないという選択肢もあってもいいと思います。
勿論、これはその人のゴルフの楽しみ方の問題だと思いますから、例えば、ティーショットでは思い切りドライバーを打ちたいという方に「いや、フェアウェイウッドで打つのもいいですよ」とは勿論ですが、言いません。
ただ、スコア、例えば、特定のスコア、100を切るとか、90を切るといったことを目的に、また、それが楽しくてゴルフをしている方の場合は、ティーショットでドライバーを使わないという選択肢、戦略もありだと思います。
また、そうやってドライバー以外のクラブ、フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンなどでティーショットを打つ人もいます。
これは、100を切る!100切りの7つの方法と戦略や90を切る!90切りの7つの方法と戦略でもご紹介しましたが、スコアアップを目指す上で大事なこと、また、上級者であったり、プロが実践していることがあります。
それは何かというと、
確信を持って打つこと
・・だと思います。
今回の場合は確信を持ってティーショットを打つということが大事になってくると思います。スコアをまとめてゆくためには。
上級者やプロは確信を持ってティーショットを打っている場合が多いです。
それはミスをしないという確信ではなく、ここには打たないという確信です。
例えば、右サイドがOBでそこには打ちたくないと考えたとします。
この場合、右サイドには打たないと確信が持てるクラブで打つということも大切なことだと思います。
もし、ドライバーで右のOBには打たないと確信が持てなければ、スプーン(3番ウッド)や5番ウッド、もしくは、そのホールに限っては、右に打たないと確信が持てるクラブまで、番手を下げて打つのも一つの戦略、攻め方かなと、思います。
ただ、次のホールで右にスペースがあれば、今度はドライバーで思い切って攻めてゆくというのもいいかも知れません。
そういう風に攻める時と守る時を使い分けながら、スコアをまとめてゆく、コースを攻略してゆくのもゴルフの一つの楽しみ方かなと、思います。
その上で大切になってくるのが、確信を持って打つということで、そのためにドライバー以外のクラブを使うという選択肢は僕(筆者)は大賛成です。
ホールは逆算して考えてゆく
また、これはコース(ショートホール以外のホール)の基本的な攻め方になりますが、各ホールは逆算して考えてゆくのがセオリーかなと思います。
例えば、320ヤードのミドルホール(パー4)だったとします。
この場合、ハザードの位置なども考えた上で、セカンドショットはどの位の距離から打ちたいか?と考えます。
そして、セカンドショットは120ヤードの距離から打ちたいと思ったとします。
すると、逆算して、ティーショットは200ヤード打てばいい・・ということになります。
この場合、200ヤード打つのにドライバーはいらないかも知れないわけです。
ドライバーはできるだけ飛ばす・・・というのも1つの考え方ですが、何も考えずにドライバーを打って中途半端な距離が残ってしまうこともあります。
そういう意味でも、逆算して考えてゆくということが必要かなと思いますし、その結果、ドライバーを使わないという考え方もありかなと、思います。
フォローの風ではスプーンの方が飛ぶことも
フォローの風(追い風)でのドライバーの打ち方でもご紹介しましたが、フォローの風(追い風)の場合は、ドライバーよりもむしろスプーン(3番ウッド)の方が飛ぶ・・というケースもよくあります。
フォローの風では、ある程度、弾道の高さがあって、バックスピン量がないと、ボールが風で上から押さえつけられるようにして、急に落下してしまうこともあります。
そのため、フォローの風では、ドライバーよりもロフト角の多い3番ウッドで打った方が結果的に飛距離が出る場合がありますし、実際に、そのようなケースではドライバーではなく、3番ウッドでティーショットを打つというプロもいます。
ドライバーを使わない場合の選択肢
さて、ドライバーを使わない場合ですが、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンを使う・・・といった選択肢があります。
それぞれの選択肢について簡単に見てゆきたいと思います。
フェアウェイウッドを使う場合
ティーショットでドライバーを使わない選択をするということは、飛距離よりもコントロールを選択するということでもあるかと思います。
コントロールを良くするという意味では、これはどのクラブを選択する場合も言えることですが、ショットは基本的には低く打った方がコントロールしやすいと言えます。
フェアウェイウッドの場合、そういう意味では、ティーショットのことだけを考えると、シャローフェースよりもディープフェースの方が有利になることがあります。
シャローフェースはディープフェースに比べて重心が低くなりやすく、ボールを高く上げやすいという利点がありますので、芝の上からは打ちやすいクラブです。
ただ、ティーショットという意味では、弾道を抑えて打てて、また、フェース上部から下部までの距離があるディープフェースの方がティーアップされたボールを打つには適していることがあります。
ですので、フェアウェイウッド(3番などを)主にティーショットで使いたいという場合、ディープフェースを選ぶというのも1つの選択だと思います。
ただし、芝の上から打つことが多いという方の場合は、シャローフェースの方がやさしいクラブにはなると思います。
ユーティリティを使う場合
ティーショットで、ユーティリティを使う場合ですが、この場合も弾道の高さを低めに抑えた方がショットをコントロールしやすいと言えます。
ユーティリティの5つの選び方でもご紹介しましたが、ユーティリティにはウッド型とアイアン型があります。
ウッド型は重心深度が深く、ボールが上がりやすいので、打ちやすいクラブと言えます。
一方、アイアン型は重心深度が浅く、また、アイアンのように見えて安心感があったり、スイング中にフェース面を感じやすく、操作性が高いのが特徴。
ティーショットで使うことを考えると、アイアン型の方が向いているかも知れません。
ただし、アイアン型のユーティリティはある程度スイングスピードがないとショットが低くなり過ぎてむしろ飛ばなくなることもありますので、その場合は、高さの出るウッド型を選ぶのも一つの考え方かと思います。
アイアンを使う場合
距離の短いミドルホールなどの場合は、場合によってはアイアンを使うのも一つの方法だと思います。
また、ロングアイアンも打てる方にはおすすめです。
ロングアイアンは、(ティーショットという意味では)弾道を低く抑えやすい、フェースをターゲットに合わせやすい、フェース面を感じやすく操作性がいい・・・といった利点があります。
反対にデメリットは、フェース上下のミスに弱いこと、ボールが上がらないこと(スイングスピードがある程度ないとショットが低くなりすぎて飛ばない)になります。
ただ、操作性という意味ではユーティリティよりも高く、フェース面も感じやすいという利点がありますので、ロングアイアンが打てる方はティーショットで使うというのも一つの方法だと思います。
ただ、基本的には安定して打つのが難しいと感じる方も多いクラブではあるので、その場合は、ユーティリティのアイアン型などを試してみてもいいかも知れません。
ドライバーを使わないことで嫌味を言われる?
さて、ここまでティーショットでドライバーを使わないという選択肢について色々と見てきました。
最後にちょっと話は変わりますが、
「ドライバーを持たないと、「ずるいなぁ」とか、「逃げてる」などと嫌味を言われるので、結局ドライバーを持ってしまいます。」
そんな風に話してくれた方がいました。
勿論、悪気があって、「ずるいなぁ」なんて言っているわけではないと思うのですが・・、そんな言葉が気になってしまうこともあるかも知れませんね。
そんな時はどうしたらいいか?ということですが、「ずるい」という言葉はこの場合はある種の「誉め言葉」だと思うんですね。
「ドライバーを使わなくても飛距離が出るのですね」という誉め言葉であったり、「ドライバーを使わない勇気があるのですね」という誉め言葉。
もし、ドライバーを使わないことで嫌味を言われるようなことがあれば、そしてそれが気になったら、そんな風に、それは「ちょっとまわりくどい誉め言葉」なんだと思ってみてもいいかも知れません。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。