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トラブル解決編

ドライバーのフックボールの原因と直し方。3つのポイントとは?

ドライバーについてはこれまで、ドライバーの構え方ボールの位置ティーアップの高さの基準などについてご紹介してきました。

今回はドライバーでフックボールが出る場合の原因と直し方について詳しく見てゆきたいと思います。

それでは早速始めましょう!

目次

1)構え方

以前、アイアンのフックボールの直し方についてご紹介しました。

その際もご紹介しましたが、フックボールの原因が構え方にあるということが非常に多いです。

恐らく、フックボールの原因の8割程度は構え方にあります。

ただ、多くの方は、スイングそのものを何とかしようとします。

ゴルフ雑誌などでも、スイングについての特集が多いですし、スイングをいじる方が簡単で楽しかったりもします。構え方というのは、どうしても地味な分野だと思いますから。

ただ、本当の原因というのは、構え方にあることが多いように思います。

さて、前置きが長くなりましたが、構え方でチェックしたいポイントが7つあります。

①グリップ

ドライバーでフックボールが頻繁に出る場合は、まず最初にグリップの握り方を疑ってみるといいかも知れません。

フックボールを打っている方の多くはフックグリップで握っていて、それがフックボールの原因になっていることが多いためです。

グリップの確認方法ですが、構えて「さぁ打つぞ」という時に姿勢はそのままで視線だけを移して両手を見ます。その時、

もし、この3つ、もしくは何か1つが当てはまる場合は、フックグリップで握っている可能性があり、それがフックボールが出てしまっている原因かも知れません。

その場合は、フックグリップからスクウェアグリップに変えてみることで、フックボールを改善できることがあります。

実際にやってみたいと思います。

1)左手のこぶしの山

構えて、左手を見た際、左手のこぶしの山が3個以上見えている場合は、左手のこぶしの山が下の写真のように2個半見えるように調整してみます。

※写真はこぶしの山をわかりやすく写すために手を上げて撮影していますが、実際に確認する際には手を上に上げず、構えて「さぁ、ボールを打つぞ」という時に、左手を見て、こぶしの山を確認してみてください。

2)左手の人差し指と親指でできるV字

左手の人差し指と親指でできるV字ですが、もし、右肩を指しているのであれば、そのV字が右耳の辺りを指すように左手の握り方を修正します。

このV字が右を向くほど、スイング中にフェースが閉じやすくなります。(フックが出やすくなります)

次に右手を見ていきましょう。

3)右手の人差し指と親指でできるV字

右手の人差し指と親指でできるV字が右肩かそれよりも右を指している場合は、そのV字が右耳の辺り、もしくはそれよりも若干右を指すように調整してみます。

このV字が右を向くほど、スイング中にクラブフェースが閉じやすくなります。

詳しくはスクウェアグリップ(ニュートラルグリップ)の握り方にてご紹介していますので、よかったらそちらを参照下さい。

また、グリップについてはグリップの握り方のコーナーにてより詳しくご紹介していますので、そちらもよかったら参照下さい。

②グリップの位置

グリップの握り方も大事なのですが、グリップの位置も非常に重要なポイントになります。

具体的には、

の2つを確認してゆきます。

1)上下の位置

構えた時、両手が自分にとって最適な位置よりも低い位置にあることをハンドダウンといいます。

ハンドダウンで構えている人の場合、ドライバーのトゥ側が大きく地面から浮いていることが多いですが、ハンドダウンで構えていることがフックボールの原因になっているケースもあります。

ハンドダウンになっているかどうかの判断方法ですが、一つの目安として、ドライバーを構えた際、10円玉が数枚入る程度、ドライバーヘッドのトゥ側が地面から浮いていればOK。それ以上、トゥ側が浮いている場合はハンドダウンで構えている可能性があります。

ただ、ドライバーの場合はソールが湾曲しているので、

これだとライ角通りに構えるだけで、トゥ部分の下に10円玉が数枚は入ってしまいます。

ですので、この場合はヘッド下部が湾曲していなかったと仮定して・・下記の位置に10円玉が数枚入るようにします。

こんな形でハンドダウンを修正することでフックボールが改善することもあります。

詳しくはドライバーの構え方とハンドダウン、ハンドアップについてにてご紹介しています。

2)左右の位置

構えた時の両手(グリップ)の左右の位置もとても重要なポイントになります。

具体的には両手が目標方向に出過ぎていて、ハンドファースト※の度合いが強すぎるとフックボールが出やすくなります。

※ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。

アドレスで構えた際ですが、両手は左足太もも内側の前に来るようにします。

この位置よりも両手が前(ターゲット方向)に出ている場合はハンドファーストになり過ぎている可能性がありますし、それがフックボールの原因になっているのかも知れません。

③右肩の位置

構えた際、右肩が下がり過ぎているとフックが出やすくなります。

アドレスでは右手が左手よりも下に来る分だけ、右肩が左肩よりも下がるのが自然な形ですが、右肩がそれ以上に下がってしまうと、ダウンスイングでフェースが閉じやすくなります。

この場合は、アドレスで右肩が必要(右手が左手よりも下に来る分だけ)以上に下がっていないか確認してみるといいかも知れません。

癖で右肩を下げて構えている人もいますし、または、右手がフックグリップになっていると右肩も必要以上に下がりやすくなります。(右手のグリップが原因の場合は、グリップを修正すると右肩の位置も自然と直ることが多いです)

④背骨の傾き

プロを見てもそうですが、ドローボールが持ち球の人はアドレスで構えた際、背骨が右にやや傾いているケースが多いです。

右手が左手よりも下に来るため、(ドロー打ちではなくても)背骨が若干右に傾くのが自然なのですが、この傾きの度合いが大きくなると・・フックボールが出やすくなります。

背骨が右に傾きすぎる原因は、フックグリップか、もしくは右肩を下げ過ぎていることになります。ですので、その2つを修正してあげると、背骨の傾きも修正されるかと思います。

ただ、ドライバーの場合は、ボールを高く上げようとして、アドレスで視線が高くなってしまうことで、右肩が下がり過ぎたり、背骨が右に傾きすぎる・・ということもありますので、その場合は、視線を低く保つようにするといいかも知れません。

⑤両肩のライン

両肩のラインはクラブヘッドの軌道に直結する重要なポイントになります。

ボールと目標を結んだ飛球線に対して、両肩を結んだラインが平行になること・・が基本になりますが、両肩のラインがこれよりも右を向いているとフックが出やすくなります。

両肩のラインが右を向いていると、ダウンスイングでのヘッドの軌道がインサイド・アウトになりやすいためです。

この軌道では、ヘッドがインサイドから入って、アウトサイドに抜けてゆきます。

そのため、ボールを目標に向かって打つためにはフェースを閉じる必要が出てきますが、それがフックの原因となっていることもあります。

この場合は、アドレスに入る際、右肩に左手を置くなどして(右肩に意識を向けて)、右肩が後ろに下がり過ぎないように注意していただくといいかも知れません。

⑥ボールの位置

ドライバーのフックボールにも2種類あって、1つは目標よりも右に出て左に曲がるプッシュアウト系のフック。もう1つは目標よりも左に出て、左に曲がってゆく引っ掛け系のフックボールがあります。

プッシュアウト系のフックボールを打っている方は、ボールが必要以上に右にある可能性があります。

反対に引っ掛け系のフックボールを打っている方は、ボールが必要以上に左にある可能性があります。

ドライバーのボールの位置は左足かかと線上がいい?プロはどこに置いている?でもご紹介しましたが、ドライバーのボールの位置にもいくつかの考え方があります。

ここが全員にとっての正しい位置というものはないのですが、ただ、

・・それぞれ置いてみるといいかも知れません。

ただ、ボールの位置というのは、何らかのミスをカバーするために無意識の間にそうなってしまっていることもあります。

例えば、スイング中にフェースが閉じてしまうミスをカバーするために、ボールを右に置きたくなることがあります。フェースが閉じてしまう前にボールを打ってしまいたいからです。

この場合は、ボールの位置と同時にフェースが閉じてしまうという問題も修正してゆく必要があります。

これについてはフッカーのボールの位置とフックの原因、直し方にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

その他のケースについては、またの機会にご紹介してゆきたいと思います。

⑦ティーアップの高さ

以前、ドライバーの場合はボールの1/2がヘッドから出る高さを基準として考えるということをご紹介しました。

ドライバーでフックが頻繁に出るという方の場合、これよりも高いティーアップにしていて、下からあおり打つような打ち方になってしまっていることもあります。

その場合は、ボールの1/4がヘッドから出ているような低めのティーアップにしてフックボールが改善されるかどうか試していただくのも良い方法だと思います。

もし、それでフックボールが改善した場合は、そこから少しづつティーアップを高くしていって、ほどよいドローボールが出る位置、もしくはご自分が打ちたいショットが出る位置を探っていくのもいいかと思います。

2)ゴルフスイング

次にスイングについていくつか見てゆきたいと思います。

①ベルトのバックルを意識する

フックボールを予防するために、スイング中にベルトのバックル(もしくはおへそでもOK)に意識を向けるという方法があります。

具体的には、ダウンスイングからフォロースルーにかけて、ベルトのバックルが目標を向くように意識してスイングしてゆきます

つまり、ダウンスイングで体を積極的に回転させてゆく、もしくは開いてゆくということなのですが、そうすることで、フェースが閉じにくくなって、フックボールが改善するケースもあります。

体の動きが止まることでフックボールが出ているような方もいらっしゃいますが、そういう方には効果があると思います。

②若干フェースを開きながら

これはPGAツアーのプロなどでもフックボールを予防するためにやっている人もいますが、テークバックの際、若干フェースを開く意識でクラブを上げるようにします。

といっても、大きくフェースを開く必要はありません、ほんの少しだけで結構です。

意識としては両腕をほんの少し右に回転させながらテークバックするような形です。

③フェードボールを打つ練習

フックボールを直すためのよい方法の1つがフェードボールを打ってみるということになります。

フックボールをストレートにするのではなく、まずは、フェード、もしくはスライスを打ってみます。

するとフックとスライスの中間にあるストレートの打ち方も自然とわかるようになる・・・ということもありますので、まずはフェードを打ってみるというのはとても良い方法だと思います。

フェードボールの打ち方については、フェードボールの簡単な打ち方のまとめと3つのコツにてご紹介しています。

④プッシュアウトが頻繁に出る場合

フックボールを直そうとしているうちに、今度はプッシュアウトが頻繁に出るようになってしまうこともあります。

この場合ですが、少し狭いスタンス幅で構えます。今よりも足の横幅分(10センチ~程度)だけ狭くして構えてみます。

狭いスタンスで構えたら、6割程度のスイングスピードでフィニッシュまで振り切ることを意識してショットを打ってゆきます。

狭いスタンスの方が回転しやすいので、ダウンスイングで体が左にスライドし過ぎてしまっている人や体の動きに対して手が遅れてしまって、プッシュアウトが出ているようなケースでは、よい練習になると思います。

3)クラブについて

ドライバーそのものがフックボールの原因になっているというケースもありますので、場合によっては他のドライバーを試打してみるのもいいかも知れません。

ゴルフの場合は、道具も非常に重要で、自分に合っていないクラブだと打てるはずのショットが打てなくなることもありますので。

さて、ドライバーの選び方ですが、よくわかる!ドライバーの選び方にて詳しくご紹介していますので、今回は2つにポイントを絞ってご紹介したいと思います。

①ドライバーの形

ドライバーヘッドの形ですが、横に長く平べったい形をしたドライバーだとつかまりがよくなり、スライスを直したい人にはいいのですが、フックボールが出ている人とは相性が良くない場合もあります。

この場合は、横に短い洋梨の形のドライバーを試打してみるのも一つの方法かなと思います。

この形のドライバーは、ボールのつかまりが穏やかになりますので、フックボールを防止したいという人にはおすすめです。

ただ、このドライバーの場合はボールの弾道が低くなりやすいので、ある程度ショットの高さも欲しいという人は、この中間の形のドライバーを試してみてもいいかも知れません。

②フックフェース

できたら今お使いのドライバーのフェースアングルも確認してみてください。

ドライバーの中には、最初からフェースが左を向いているフックフェースと呼ばれるものもありますが、フックフェースの場合はフックボールが出やすくなります。

もし、フックフェースのドライバーをお使いの場合は、フェースがターゲットを向いているスクウェアフェースのドライバーを試打してみるのもいいかも知れません。

また、ドライバーの場合は、スペックだけではわからないことも多いので、色々と試打してみるのもいいかも知れません。

ドライバーを変えたことで、フックやスライスが直ったという人もいますので、もし何をやってもフックボールが直らないという場合は、ドライバーそのものを疑ってみてもいいのかなと思います。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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