【保存版】アイアンを左に引っ掛ける6つの原因【これがわかると引っ掛けは直ります】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、アイアンが飛ばない原因。飛距離が出ないのは何故か?ではアイアンが飛ばない原因とその改善方法についてご紹介しました。
今回は、アイアンを左に引っ掛ける原因とその直し方について解説していきたいと思います。
アイアンを左に引っ掛ける6つの原因
早速ですが、アイアンを左に引っ掛ける原因は主に6つあります。
①アウトサイド・インで振っている
アイアンを左に引っ掛ける直接的な原因は、アウトサイド・インで振っていることです。
引っ掛けが出ている方の殆どはアウトサイド・インの軌道で振っています。
この上のイラストのような軌道ですね。
このように振ると、左に引っ掛けやすくなります。
ただ、このアウトサイド・インの軌道はただの結果である場合が多いです。
もし、この軌道で振っていることが引っ掛けの唯一の原因であれば、もっと右に振り抜けばいいわけですから。
ただ、そのように振ると今度は違うミスが出るから・・この軌道で振っている。もっと言うと、この軌道で振るしかなくなっているんですね。
つまり、アウトサイド・インになってしまう本当の原因がどこかにあるということです。
②ウィークグリップで握っている
ウィークグリップで握っていると左に引っ掛けることが多くなるのですが、これは何故でしょうか?
ウィークグリップで握っている場合、スイング中にフェースが開きやすくなります。
そのまま打つとインパクトでもフェースが開いてスライスが出やすくなります。
ですので、何とかして開いたフェースをインパクトの前に閉じる必要が出てきます。
すると多くの人はクラブを左に振り抜こうとするんですね。ボールを右に打たないためにです。
こうすると、フェースが閉じてボールは右に飛ばなくなります。
ただ、思い切り左に振り抜くと、スイングの軌道がアウトサイド・インになります。
そしてその結果、左への引っ掛けが増えるわけですね。
先ほど、1つ目の原因のところで、アウトサイド・インになってしまう本当の原因がどこかにあると言いましたが、このフェースが開いているということがアウトサイド・インで振ってしまっている根本的な原因になっていることが非常に多いです。
この場合はどうしたらいいかと言うと、最初からフェースが開かないようにグリップを握ることです。
具体的には、スクウェアグリップ、もしくはフックグリップで握っていただくといいと思います。スライスがひどい方はまずフックグリップで握ってみてください。
それぞれのグリップの握り方については以下で写真付きで詳しくご紹介しています。
いずれにしても、グリップの握り方を変えるだけで左に引っ掛ける問題が一気に解決することもよくあります。
③ボールの位置が左過ぎる
ボールの位置が左過ぎることも引っ掛けの原因になります。
ボールを左に置き過ぎると、スイングの軌道がアウトサイド・インになるためです。
反対にボールを右に置き過ぎると、スイングの軌道はインサイド・アウトになります。
それだけボールの位置というのはスイングの軌道に大きな影響を与えるんですね。
では、アイアンはどこにボールを置いたらいいか?ということですが、僕は以下の位置をおすすめしています。
サンドウェッジから9番アイアン
スタンスの真ん中
ミドルアイアン
スタンス中央からボール1個程度左
すごくシンプルですが、ボールの位置を変えるだけで引っ掛けが改善するケースも多いです。
④ハンドレイトで構えている
ハンドレイトとは、アドレスをした際に、両手がクラブヘッドよりも後ろ(ターゲットと反対方向)にあることを言いますが、ハンドレイトで構えていることも引っ掛けの原因になります。
下の写真がハンドレイトの例になります。
両手がズボンのジッパーの前に来ているのがわかりますが、このように構えるとハンドレイトになりやすく、ハンドレイトで構えると引っ掛けが出やすくなります。
何故かと言うと、ハンドレイトもアウトサイド・インの軌道の原因になるためです。
この理由については、ハンドレイトとは?原因と直し方。ドライバーについてもにて詳しく解説していますので、よかったらそちらをご覧ください。
では、ハンドレイトを修正するにはどうしたらいいか?
ということですが、両手を左足太もも内側の前に持ってきて、そこでグリップを握るようにしてください。
下のイラストのような形ですね。
このように両手を左足太もも内側の前に持ってくると、ハンドファーストの形になりやすく、ハンドファーストになると、スイングの軌道がインサイド・インになりやすくなります。
すると、左に引っ掛けることも自然と減っていくと思います。
⑤スウェーをしている
スウェーとは、バックスイングで体、もしくは腰が右にスライドする(流れる)ことを言いますが、スウェーをしていることも引っ掛けの大きな原因になります。
スウェーをしているということは、バックスイングで体が回転していないわけですが、体を回転させずに体が右に流れると、切り返しの際に両手が体から必要以上に離れる形になり、クラブヘッドが飛球線の外側から入ってきやすいんですね。
つまり、アウトサイド・インになりやすいわけです。
この場合は、スウェーをやめて、体を回転させるようにすると、ダウンスイングでもヘッドがインサイドから降りてきやすく、つかまったボールが打てるようになったりします。
スウェーの直し方については以下で詳しく解説しています。
⑥入射角が間違っている
アイアンの場合、ボールを横から払い打つ打ち方(レベルブロー)とダウンブローで打つ方法の2つがあります。
後者の打ち方ですが、ダウンブローの度合いが強すぎると、もっと言うと、ヘッドを上から入れすぎていると、それがアウトサイド・インの原因になることがあります。
ダウンブローとは、クラブヘッドが最下点に達する前、まだ下降を続けている途中でボールを打つことを言います。
ヘッドを上から振り下ろすような打ち方だと、クラブヘッドが飛球線の外側から入ってきやすいんですね。
反対にヘッドをボールの横から入れるような打ち方、ボールを払い打つ打ち方だと、ヘッドは飛球線の内側から入ってきやすく、スイングの軌道もインサイド・インになりやすくなります。
ですので、ヘッドを上から入れすぎている場合は、ボールを横から払い打つ意識で打っていただくと、引っ掛けも直っていくと思います。
もっとも、ダウンブローで打つことが悪いわけではありません。
ただ、ヘッドが上から入れ過ぎるのは良くないんですね。
では、ダウンブローで打つなら、どの程度のダウンブローがいいか?
ということですが、それについては下記で詳しいデータもご紹介していますので、よかったら参考になさってください。
アイアンはどの位ダウンブローで打てばいいのか?【番手別のダウンブローの打ち方について】
ということで、今回はアイアンを左に引っ掛ける原因とその直し方について色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。