ゴルフクラブの種類と簡単な揃え方【6種類あります】
今回はゴルフクラブの種類を知りたい人、また、ゴルフクラブの揃え方について知りたい人に向けて、ゴルフクラブの種類と簡単なクラブの揃え方について解説してゆきます。
ただ、最初に要点だけお伝えしておくと、ゴルフクラブには6つの種類があります。
①ドライバー
②フェアウェイウッド
③ユーティリティ
④アイアン
⑤ウェッジ
⑥パター
それぞれのクラブを使う場面と飛距離の目安を表にまとめるとこんな感じになります。
クラブの揃え方ですが、ルール上は14本まで使うことができます。ただ、必ずしも14本揃える必要はありません。
特に初心者の場合は、そんなに本数がなくても十分ラウンドできると思います。
どのクラブを揃えた方がいいか?ということについては記事の後半で詳しくご紹介したいと思います。
目次
さて、冒頭でもご紹介しましたが、ゴルフクラブには6つの種類があります。
それぞれのクラブについて簡単に解説したいと思います。
1)ドライバー
飛距離の目安:200~230ヤード
1番ウッドのこと。一般的にはドライバーと呼ばれることが多いです。
ドライバーは、全てのクラブの中で一番飛距離の出るクラブになります。
ヘッドが大きく、シャフト(クラブの柄のこと)も一番長いのが特徴。また、ロフト角もパターを除くと一番小さいです。
使用する場面
ドライバーは主にパー4やパー5などのティーショット(一打目)で使います。
プロの場合は芝の上から打つこともありますが、非常に難易度が高いショットなので、アマチュアの場合は上級者であっても芝の上から打つことは滅多にありません。
ドライバーについては下記のような記事を書いています。
2)フェアウェイウッド
飛距離の目安:170~200ヤード
ドライバーのヘッドを少し小さくしたクラブです。ドライバーの次に飛距離の出るクラブになります。
フェアウェイウッドは2番ウッドから9番ウッドまであります。(実際には11番ウッドなどもありますが、一般的に使われるのは9番ウッド程度まで)
○番ウッドの「番号」が小さくなるほどにロフト角が小さくなり、シャフトも長くなります。すると、ボールは低く出て、飛距離も出ます。(例:3番ウッドの方が9番ウッドよりもボールは低く出て、飛距離も出る)
ちなみに、7番ウッドや9番ウッドなどのロフト角が大きいフェアウェイウッドはショートウッドと呼ばれることもあります。
フェアウェイウッドですが、番手によって呼び方があります。(ドライバーも入れてあります)
1番ウッド・・・ドライバー
2番ウッド・・・ブラッシー
3番ウッド・・・スプーン
4番ウッド・・・バフィー
5番ウッド・・・クリーク
ウッド(1番、3番、5番ウッド他)の呼び方一覧
使用する場面
主に、ティーショットや芝の上から打ちます。
フェアウェイウッドはフェアウェイという名前が付いているようにフェアウェイ(芝の上)から打つことを前提に設計されているクラブになります。主に、パー5の2打目など、距離を出したい時などに使います。
また、ドライバーよりもショットをコントロールしやすく、アイアンよりも飛距離が出るので、ティーショットを曲げたくない時や安全に打ってゆきたい時に使うこともあります。
フェアウェイウッドについては下記のような記事を書いています。
3)ユーティリティ
飛距離の目安:150~190ヤード
フェアウェイウッドとアイアンの中間のような形をしたクラブです。
もともとはロングアイアンの代わりに開発されたクラブで、ロングアイアンよりも打ちやすく、ボールも上がりやすいのが特徴です。
飛距離でいうと、3番や5番ウッドよりも飛びませんが、アイアンより飛びます。フェアウェイウッドとアイアンの飛距離の差を埋めるためのクラブ、という位置づけです。
ちなみに、ユーティリティの飛距離と7番や9番ウッドの飛距離の目安が殆ど一緒なので、バッグに入れる場合はユーティリティにするか、ショートウッドにするか・・という2つの選択肢があります。
これについてはショートウッド(7番、9番ウッド)とユーティリティのどっちを選ぶ?にて詳しくご紹介しています。
使用する場面
主に芝の上やパー3のティーショット(一打目)で使います。
ユーティリティについては下記のような記事を書いています。
4)アイアン
飛距離の目安:90~160ヤード
フェアウェイウッド(もしくはユーティリティ)とウェッジの中間の距離を打つためのクラブです。
アイアンは、1番アイアンから9番アイアンまであります。
この番号が小さくなるほど、ロフト角が小さくなり、シャフトも長くなります。ですので、番号が小さいアイアンほど、ボールは低めに出て、飛距離も出ます。(例:3番アイアンの方が9番アイアンよりもボールは低く出て、飛距離も出る)
ただ、現在はロングアイアンと呼ばれるクラブ(1番~4番アイアン)を使う人は少なく、先ほどもご紹介しましたが、ロングアイアンの代わりにユーティリティやショートウッドを入れるのが一般的です。
ですので、殆どの場合は5番アイアン以下を入れる形になります。
アイアンはセットで販売されていることが殆どですが、そういった事情から、現在はロングアイアンは除いた、5番アイアン以下(5番、6番、7番・・)のセットで販売されていることが多いです。
また、5番アイアンも以前に比べてロフト角が少なくなっており(打つのがやや難しいため)、6番や7番アイアン以下のセットで販売されているモデルもあります。
どのアイアンから揃えたらいいかについては後ほど詳しくご紹介したいと思います。
ちなみに、アイアンは番手によって名前がついています。(ただし、何番アイアンと呼ぶ方が一般的で、名前で呼ぶことは少ないです)
1番アイアン・・・ドライビングアイアン
2番アイアン・・・ミッドアイアン
3番アイアン・・・ミッドマッシー
4番アイアン・・・マッシーアイアン
5番アイアン・・・マッシー
6番アイアン・・・スペードマッシー
7番アイアン・・・マッシーニブリック
8番アイアン・・・ロフター
9番アイアン・・・ニブリック
参考:クラブの番手別名称 Golf Digest TV
使用する場面
主にパー3のティーショットや芝の上から使います。
ドライバーは主に飛距離を稼ぐためのクラブであるのに対して、アイアンは主にグリーンを狙うためのクラブになります。
アイアンについては下記のような記事を書いています。
5)ウェッジ
飛距離の目安:~100ヤード
9番アイアンよりも短い距離を打つためのクラブです。
ウェッジには、①ピッチングウェッジ(PW)、②アプローチウェッジ(AW)、③サンドウェッジ(SW)の3つの種類があります。
①ピッチングウェッジ(PW)
9番アイアンよりも短い距離を打つためのクラブ。グリーン周りではボールを上げずに転がしたい時に使うこともあります。
②アプローチウェッジ(AW)
ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間の距離を打つためのクラブです。グリーン周りで使う人も多いです。
③サンドウェッジ(SW)
バンカーショットを簡単に打つために開発されたクラブです。芝の上からのショットやグリーン周りのアプローチショットで使うこともあります。
使用する場面
主に芝の上やパー3、グリーン周りのアプローチショットで使います。サンドウェッジの場合はバンカーからも使います。
ウェッジについては下記のような記事を書いています。
6)パター
グリーンの上で使うためのクラブです。
パターには主に4つのタイプがあります。
①ピン型
②マレット型
③ネオマレット型
④L字型
①ピン型
バランスのとれたパター。初心者を含め、万人におすすめ。
②マレット型
パターヘッドが左右にブレにくく、直進的なイメージで打っていける。
③ネオマレット型
マレット型よりもさらに直線的なイメージでストロークしやすく、ヘッドが左右にブレにくい。
④L字型
面長でフェース面を感じやすい。フィーリングを重視したい上級者向け。
パターについては下記のような記事を書いています。
ここからは、初心者の人が最初に揃えたいクラブについてご紹介してゆきます。
ゴルフクラブは、ルール上は14本までバッグに入れることができます。ただ、特に初心者の人であれば、14本までは必要ないと思います。
ではどのクラブを最初に揃えたらいいか?ということですが、2つのパターンをご紹介したいと思います。
1)最初からある程度揃えたい人向け
①ドライバー
②フェアウェイウッド(5番ウッド)
③ユーティリティ又はショートウッド
④アイアン(5番アイアン~)
⑤ウェッジ(ピッチングウェッジ)
⑥サンドウェッジ
⓻パター
最初からある程度クラブを揃えておきたい人向けのセッティングの例です。
フェアウェイウッドは3番だと難しいので、5番ウッドを入れてみるといいと思います。
これに加えて、フェアウェイウッドとアイアンの中間の距離を打つためにユーティリティかショートウッドを。
ショートウッド(7番、9番ウッド)とユーティリティのどっちを選ぶ?
アイアンですが、5番アイアン、もしくは6番アイアンからのセットを最初から買ってみるのも1つの方法かなと思います。
あとはピッチングウェッジ(アイアンのセットに含まれていることも多い)とサンドウェッジを1本づつ。アプローチウェッジは中級者のレベルになってから買っても遅くはないと思います。
最後にパターですね。これは必須アイテムです。
2)最初は必要なものだけ揃えたい人向け
①ドライバー
②アイアン(7番アイアン~)
③ウェッジ(ピッチングウェッジ)
④サンドウェッジ
⑤パター
最初は本当に必要なものだけでいいという人向けのセッティングの例です。
フェアウェイウッドやユーティリティ、ショートウッドは後で買っても遅くはないと思います。アプローチウェッジもそうです。
アイアンも7番アイアンからでOK。それでも十分ラウンドできると思います。
ちなみに、この5つは練習の段階であった方がいいクラブになります。アイアンだけで回る、ラウンドする方法【100切りも可能です】でも書かせていただきましたが、ドライバーは必ずしもコースで使う必要はないと思います。
ただ、練習ではドライバーを打った方がいいです。
その理由ですが、アイアンだとバックスピンが多くかかることでサイドスピンを打ち消してくれます。
するとどうなるかというと、本当はボールが曲がるようなスイングをしていても、ボールが真っすぐに飛んだりするんですね。
ただ、ドライバーのようにロフト角が少ないクラブだと、サイドスピンがかかりやすく、ボールはすぐに曲がります。
だから、自分がどんなスイングをしているかを見極めるにはドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティのようなアイアンよりもロフト角が少ないクラブの方が適しています。
ですので、コースでは打たなくても、練習ではドライバーなどを打った方がいいと思います。
さて、ここまでゴルフクラブの種類と揃え方について色々と見てきました。
当サイトのゴルフクラブの選び方のコーナーではクラブやその他のグッズの選び方について色々とご紹介していますので、よかったらそちらもご覧ください。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。